episode : 12 ページ13
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私とお兄ちゃんは街中を歩いていた.
ランチで食べに行く予定だったのだが,モーニングがある事を知り折角ならとモーニングに行く事になった.
お兄ちゃんもモーニングは食べた事が無いらしく,少し楽しそうにしている様子が見れた.
かくいう私も少し楽しみな感情はあった.
「 この店本当に何でも美味いんだよな 」
「 私もこの店のカプチーノが大好き 」
「 可愛こぶってんじゃねぇよ 」
「 ぶってないんですけど 」
「 Aの家の冷蔵庫酒ばっかだったけど 」
やっぱり,お兄ちゃんとはこういう会話をしている時が1番楽しい.
価値観や生き方が違うのもあるから人とあまり意見が合わないタイプなんだけど,お兄ちゃんとはとことん気が合うんだ.
こんなお兄ちゃんが溶け込める すとぷり は本当に凄いと心から思っている.
ちなみに目的地のレストランまでは徒歩30分で,交通機関を使えば10分弱くらいで到着するんだけど,2人で話し合って気晴らしにと街中を歩くことにした.
お兄ちゃんは黒い帽子に伊達眼鏡,そしていつもとは違う系統の服を着させて少しでもバレないようにした.
それでも格好良い兄は罪な男だと思う.
「 こっちの方が人通り少ないから 」
スタスタと街を歩くお兄ちゃんを気遣い私は事前に少しでも人通りが少ない道を調べて来ていた.
私が思っているものがあっているのだったら,お兄ちゃんの事はかなり気遣ってあげないといけないから.
そこからも他愛のない会話を交わしながら目的地を目指した.
そして目的地まで後ちょっと,という所で事件は起きたんだ.
「 … 待って 」
「 ん ? 」
「 ちょ , 大丈夫ですか ?! 」
ふと視線を右にずらせば,人影が目に入った.
ただの人影ではなくて,その人は地面に横たわっていた.
急いで駆け寄り,呼吸を確認した.
顔面蒼白で顔から転けたのか擦り傷も出来ていた.
呼吸は浅く,大丈夫とは言える状態では無かった.
お兄ちゃん,救急車
そう言ったがお兄ちゃんは返事をくれなかった.
「 お兄ちゃん , 何ボケっとしてんの ?! 」
「 … その人 」
「 は … ? 」
振り向けば兄は棒立ちでこの人と同じくらい顔を白くしていた.
兄が指を指すのでその人を改めて見てみれば,
「 ななもり , さん … ? 」
よく知っている人物だった.
いつも笑顔のななもりさんは苦しそうに呼吸をしていて,いつもの面影はなかった.
どうして,?
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ましゅ☆まろ。紫月まろ。(プロフ) - 泣きました。そして、今更ながらですが、完結おめでとうございます！ (7月25日 12時) (
レス) @page49 id: df7b4f216a (このIDを非表示/違反報告)
たろち - 完結おめでとうございます!!とても生々しく人間らしい、そしてすとぷりらしい大好きな作品です。ありがとうございました。 (2022年2月17日 5時) (レス) @page49 id: e2d4e1bc60 (このIDを非表示/違反報告)
namo(プロフ) - いちごオレ。さん» ありがとうございます(；；)♡ (2022年2月13日 13時) (レス) id: eec0e0c5bb (このIDを非表示/違反報告)
namo(プロフ) - らいかさん» ありがとうございます；； (2022年2月13日 13時) (レス) id: eec0e0c5bb (このIDを非表示/違反報告)
namo(プロフ) - 緋桜ひよ子＠ミスキャト黄色担当さん» 見付けて下さってありがとうございます(；＿；)こちらこそありがとうございました! (2022年2月13日 13時) (レス) id: eec0e0c5bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：namo | 作成日時：2020年11月26日 3時
