【3】趣味 ページ6
担任の先生に指示された席は、偶然にも浪川くんの隣だった。
しかも一番後ろって………授業中寝ちゃいそうだなー…
いろいろ考えながら席に着いた。…………とりあえずなんか一言言わなきゃ。
唐沢「浪川くん…よろしくね」
言うことも見つからないし、また浪川くんの反応がなんだか怖くてそれだけ言うと、なぜか浪川くんはニッと笑ってこう答えた。
浪川「朝会ったよな！これからよろしくな！！」
その太陽みたいな満面の笑みに思わず絶句。
何、なんなのこの豹変ぶりは！？
ぽかんと口を開けるしかないよ、ホント。
そんな私に興味津々らしい浪川くんは忙しく話しかけてきた。
浪川「お前、どっから来たんだ？」
唐沢「天河原中だけど」
浪川「ふーん、まぁどこでもいいや。…でさ、海王は気に入ったか？」
唐沢「天河原の方がガラ悪いし…まぁ今のところ気に入ってるかな」
それは良かったな、とまた満面の笑みを私に向ける浪川くん。
なんだかんだですごい翻弄されてるなー、私。
でも、今まではりつめていた緊張の糸が、だんだん緩んでいくのを感じた。
浪川「なぁお前、趣味とかある？」
小学生の男の子みたいな直球に新鮮さというか…ワクワクに似た気持ちすら沸いてきていた。
唐沢「本はよく読んでるよ」
浪川「そうなのか！？俺も本好きなんだぜ！」
………浪川くんが愛読家なんて、荒い口調からは想像もつかないけどね。
でも話してみるとかなり本は読んでるみたいだし、おすすめの本なんかも教えてくれた。
また、私は恋愛とかファンタジーが好きなのに対して浪川くんはミステリーやSFが好きというのも話が弾んだ理由のひとつだ。
お互い好きな本や作家を教えあったりして、とても楽しかった。
挙げ句の果てに浪川くんはもっと話したいから昼休みも付き合ってくれ、なんて言い出した。
もちろん、断らないけどね。
#♪#♪#♪#♪#♪#♪#♪#♪#♪
涙音です(´∀`)♪
蓮助のキャラ違くね？と思っている方、ご心配なく！
蓮助は実はものすごーく計算高く、頭が良いのです(´∀`)
全ては蓮助の計算の内なのですw
今日の海の男！
浪川「おい、そこのお前！…俺の彼女になれ！！」
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涙音(プロフ) - ＊文月＊〜huduki〜さん» 返信遅くなってごめんなさい。こんな風に誉めていただいたのははじめてです。書いていて良かったです........！実は近々この続編を上げることになりました。もしよろしかったら読んでみてください。本作よりさらに良いものになるよう精一杯執筆いたします。 (2016年12月11日 23時) (
レス) id: 541fead6be (このIDを非表示/違反報告)
＊文月＊〜huduki〜(プロフ) - 私は5年くらいこのサイトで色々な小説を読んできましたが、その中でこの作品がダントツで面白いです。もっと熱く語りたいのですが、文字数の上限をこえそうなのでこれくらいにしておきます。気持ちが伝わると嬉しいです。これからも素敵な作品を作っていってください。 (2016年11月14日 10時) (レス) id: bb022945e6 (このIDを非表示/違反報告)
涙音(プロフ) - 律華@Twitterはじめました。さん» コメントいただいて久しぶりに戻って参りました…とりあえず少しだけ更新しましたが、夏休みに完結できたらと思います！すっかり放置してました… (2015年7月4日 21時) (レス) id: 71e3a373e6 (このIDを非表示/違反報告)
律華@Twitterはじめました。(プロフ) - 更新頑張ってください！続き見たいです！ (2015年7月4日 5時) (レス) id: 7cb333b288 (このIDを非表示/違反報告)
海王星(プロフ) - 久しぶりの更新だね笑 相変わらずの素晴らしい文才！期待に胸が弾むぜ( ´∀｀)← (2014年8月9日 17時) (レス) id: c49ea11c01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涙音 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/enkorimatsue/
作成日時：2014年1月14日 1時
