38___ゲーム ページ24
ー江戸川コナンsideー
…はぁ、なんで俺まで。
『コナン君どした。そんなに浮かない顔して』
江「その元凶を作ったのはAさんでしょ」
『そうだっけ？』
江「惚けないでよ」
少年探偵団の様子を見に来た、と言ってAさんが家に来た。彼女の事だ。きっと俺らを心配しての事だろう。
なんて軽く考えて俺は本を読んでいた。
『ほらほら、コナン君も勝たないと一生阿笠さん宅で過ごす事になるよ』
江「別にいいし…」
『蘭ちゃんとは暮らせないね』
江「…別にいいし」
歩美や元太がわちゃわちゃと騒いでいるから何かと思えば博士の作った新作のゲームがあるらしかった。
ちょっと興味はあるものの、パソコンゲームなんて出来やしないから無視していたというのに。
『コナン君いつまで私とゲームするつもり？』
カチャカチャとゲーム機を弄りながら今度は博士達と騒ぐ光彦達の声を耳に入れる。
先程始まった阿笠大ゲーム大会__名前は博士が勝手に付けた__ルールは簡単でAさんに勝ったら新型の探偵団バッチを貰える。
通信の性能が上がったやつは俺だって欲しいのに…
『余所見しなーい』
江「え、ちょ、何その技！！」
『奥義です』
最初にAさんに勝ったのは灰原で、その次に光彦、歩美、元太…俺はまだ勝てない。
しかもだんだんAさんも上手くなってやがる…
それに、探偵団バッチを受け取れないのは可哀想だからちょっと優しくするけど内緒にしてて、とか何とか俺に耳打ってきた癖に。
江「俺には手加減無しかよ」
『だってコナン君が…まさかこんな序盤の雑魚キャラレベルだとは思ってなくて。ごめんね』
江「また必殺技…」
『違うよ？けど、
必殺じゃなくてもコナン君はやられちゃうんだ？』
何この人、すっげー煽ってくる。
俺も負けじとコントローラーを動かすが、最早彼女は手元を見ていないレベルにまで達していた。
ちらと灰原を見やると薄ら笑いでこちらを見ている。それから彼女の方をこっそり指差した___
あぁ、そういう事か。
江「Aさん、手加減、して欲しーな？」
『…了解』
彼女のちょろさはいつもどおりだった。
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零(プロフ) - いつも楽しみにしています！これからも頑張ってください！！！すきです！（名前一緒ですね) (2020年3月3日 17時) (
レス) id: 0555cdda7c (このIDを非表示/違反報告)
Ray@二次元LOVE(プロフ) - 赤井さんによるコナンくんのトイレ近い認識にはめっちゃ笑いました（笑） (2020年2月2日 20時) (レス) id: 15ab691acf (このIDを非表示/違反報告)
陽毬 - 零さん» 今書かれてる映画のところ見ました！(テレビで、ですけど)原作の流れに沿ってて、夢主ちゃんが自然に登場してるのが面白いし楽しいです！毎回高評価ポチしてます 数には入んないんですけど、、無理のないペースで更新してください 楽しみにしてます！ (2020年1月27日 21時) (レス) id: 8fcda6294e (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 陽毬さん» 一気読みですか！？ありがとうございます…改行のところまで細かく見てくださってるとは…更新頑張ります！！真実はいつも１つ！（多分） (2020年1月19日 9時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - SAKURAさん» ありがとうございます！出来るだけ早めに更新出来たら良いです、頑張ります！ (2020年1月19日 9時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2020年1月7日 11時
