33___特大花火 ページ18
ー江戸川コナンsideー
江「どうしたんだオメーら……元気ねぇみたいだけど」
「当たり前でしょ」と呆れ顔をする灰原に俺は首を傾げた。
あの会議の後、夕方ごろに俺達は警視庁を出た。そしてそのまま博士の家で花火をしている。
因みにAさんは浮かない顔して線香花火をしている。
灰「目の前で人が撃たれたんだから」
今回の事件もまた厄介そうな…。
FBIって事は赤井さんもか。
なんて事をぼんやりと考えながら歩美や元太、光彦の小言を聞いてやる。折角宿題の為に撮ったカメラ等を警察の参考資料として持っていかれたそうだ。
灰「大丈夫よ、あとで返して貰えるわ」
歩「そうなの？」
『そうだよ。警察だってそんな悪い奴らじゃないし』
そうそう…って、そんなってよ。警察は正義だけど。
『あ』
江「…花火、終わっちゃったね」
『そうだね』と笑うAさんは物足りない、と騒ぐ子供を宥めながら彼等の相手をしていた。
阿「そんな事もあろうかと、！」
それを見越していたのか、博士は白衣の内側からいつもの…ボール射出ベルト、のニュータイプを出した。
見た目こそ変わらねぇけど。
碌な事にならないと思いつつも発明品を使ってみたいと思った俺は、博士に言われた通りボールを高く蹴り上げた。
刹那___
ﾄﾞｫｫｫﾝ、という大きな音と共に真っ暗な空に光が散らばった。
『特大花火』
阿「どうじゃ！すごいだろう！」
それと同時に近所の明かりが付いてきた。
灰「これ…苦情もすごそうね」
『確かに…まぁ、綺麗だからいいじゃん』
灰「貴女ねぇ…はぁ。ここの住人の気にもなって頂戴。苦情何で貰っても嬉しく無いわ」
『ごもっとも』と考え込んだAさんと灰原を見て前より仲が良くなったのだと実感する。
なんていうか、この人は人を惹きつける力があるんだろう。現に俺だって彼女に色々な意味で惹かれていると思う。
ただ、単純にこの人といたら楽しい、みたいな。
だから灰原も同じだろう。
変な警戒心を抱かず話せる大人は少ない。
その数少ないうちの一人なんだから当然、
江「Aさん」
『ん？どうしたコナン君』
江「…ううん、なんでもない」
守りたい存在でもあるのだ。
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零(プロフ) - いつも楽しみにしています！これからも頑張ってください！！！すきです！（名前一緒ですね) (2020年3月3日 17時) (
レス) id: 0555cdda7c (このIDを非表示/違反報告)
Ray@二次元LOVE(プロフ) - 赤井さんによるコナンくんのトイレ近い認識にはめっちゃ笑いました（笑） (2020年2月2日 20時) (レス) id: 15ab691acf (このIDを非表示/違反報告)
陽毬 - 零さん» 今書かれてる映画のところ見ました！(テレビで、ですけど)原作の流れに沿ってて、夢主ちゃんが自然に登場してるのが面白いし楽しいです！毎回高評価ポチしてます 数には入んないんですけど、、無理のないペースで更新してください 楽しみにしてます！ (2020年1月27日 21時) (レス) id: 8fcda6294e (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 陽毬さん» 一気読みですか！？ありがとうございます…改行のところまで細かく見てくださってるとは…更新頑張ります！！真実はいつも１つ！（多分） (2020年1月19日 9時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - SAKURAさん» ありがとうございます！出来るだけ早めに更新出来たら良いです、頑張ります！ (2020年1月19日 9時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2020年1月7日 11時
