コナン君だけお引き取り下さい。II【沖矢昴】

30___不信感 ページ14

園「なんだ〜、吃驚した…てっきり昴さんとAさんに何かあったのかとちょっと期待したのに」

蘭「そう上手くはいかないね……」




ちょっと残念そうにするのやめてもらってもいいですか？あの後昴さんに手を引かれて私は仕方なくくじ引きコーナーから離れたのであった。
「ドンマイ！」
と子供達に言われるも、私の財布の負担は大きい。


やめて良かったわ、あそこで。
ナイスだ昴さん。不本意ではあるけどその場から離れさせてくれてあざす。




沖「お金の無駄遣いは駄目ですよ」
『しませんよ…多分』


灰「貴女そんなんだからバイト梯子してもお金貯まらないんじゃないの」
『核心を突かれて吃驚』
灰「真面目な話」





哀ちゃんにまで呆れられた私は多分もう人生の終わりだろう。悲しい。




一通りのアトラクションを楽しんで___私はまぁ絶叫出来ないので地獄のほか何も無いんだけど、


さぁ帰ろう、となって…帰りはなんと阿笠博士がいるらしいので子供達はお願いして、私と蘭ちゃんと園子ちゃんは昴さんの運転する車に乗り込んだ。



江「ぼ、僕も蘭ねーちゃん達とがいいな…？」



とか言ってるコナン君は無理矢理元太君達に腕を引っ張られて阿笠博士の方へ乗って行った。


恐らく今日は子供達でお泊まり会だ。





蘭「Aさんは何の料理が好きですか？」





車の中で始まったご飯を作ってくれる件についての話


…唐突だな




『蘭ちゃんと園子ちゃんが作るのなら何でも好きだよ』

園「(男なら間違いなく惚れてたわね)」
蘭「(油断も隙も無いわこの人…)」




暫く押し黙った二人に違和感を覚えるが気にしない。たいして重要な事でも無いだろうから。大丈夫な筈。



『そういえば、コナン君って蘭ちゃんと居候してるんですよね？』

蘭「…？そうですよ。両親が海外にいるらしくて…新一、私の幼馴染みの親戚だっていうから大丈夫だと思って」

『成る程。コナン君も苦労してるんだ』




この些細な質問が真逆昴さんに不信感を抱かせていたなんて、思ってもいなかったなぁ。


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