真夏の夜は貴方を想う3【SS】完結 (ページ10)

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キャパオーバーページ10

「うおっ、何だよ急に。」

あ、思ったより強く突き飛ばしちゃった…

「あっ、いや！ごめんなさい！
　なんていうかその、えっと、ごめんなさいっ」

頭の中はキャパオーバーで
意味がわからない日本語しか出てこない。

そうやって1人であたふたしていると、

「ぷっ、アハハハッ！
　おもしれー、1人で何言ってんの。」

先生はテンパってる私を見て大爆笑してる。

「わ、笑わないでくださいよっ！」

「ハイハイ、ごめんね？」

そう言って先生は私の頭をポンポンする。

っ、絶対面白がってるじゃん…

なんて思ってると、

「あ、Aちゃんいた！
　探したよー！」

相葉君たちがこっちにやって来た。
二宮君が私と先生を見てニヤニヤしてる。

っ…、何なのよ。

「A、何こんなとこで
　先生とイチャイチャしてんのー。」

なっ…！
二宮君がとんでもないことを言った。

すると、

「ハハッ、ばれちゃったかー。
　二宮、秘密にしといてくれる？」

…先生が二宮君の冗談に乗っかった。

「ちょっと！2人そろって揶揄わないでっ」

「ハハッ、ごめん悪ノリしすぎた
　じゃ、俺戻るから、メイドさん頑張れよ？」

そう言いながら先生は去っていった。