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廉の言葉に穂花も海人も
感心するかのように口を開けている
穂花「なんか今日の永瀬、素直すぎて変」
海人「いつもはツンツンしてる廉がこうストレートに言っちゃうと違和感あるよね」
穂花「それも恋の力でしょうか？永瀬さん」
廉「マジでうるさい、この人ら。飛行機降ろされてしまえ」
穂花と海人の止まらないウザ絡みを嫌だと言いつつもどこか嬉しそうな廉
変に気を使ったり、改まったりするのは
私たちらしくないから2人なりにわざとふざけてくれてることぐらい
廉も私もわかってた
こうして大ゲンカから始まった修学旅行は
平和に幕を閉じた
廉と私の距離は遥かに縮まり
私たちは恋人同士となった
修学旅行という大きなイベントを終えた高校2年の残りは
あっという間に過ぎていった
2月の終わり
まだ冬の寒さが残る中
久しぶりに廉から真面目な話を聞かされたのはそんな時だった
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作者名：紫陽花
| 作成日時：2019年3月9日 15時
