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ザザッと波が浜辺に押し寄せる音
それ以外は静寂の海
私の震えた声が辺りに響いた
廉「、、、A」
恥ずかしくて顔を上げれず俯いていると
廉「A、顔上げて」
いつもより優しい声のトーンで廉が言った
恐る恐る顔を上げると
そこにいたのはにこやかに微笑む廉
廉「俺もや、A。お前のこと好きや。」
少し照れながらそう言った
廉「心配せんといてなんて嘘。
ほんまはもっともっとAと一緒におりたい。
でも、俺の感情だけでAを振り回したくなくて嘘ついた。
ほんまは、Aのこと好きで好きでどうしようもないねん。
だから、俺と付き合ってくれへん？」
廉の答えは私の想像を遥かに超えるもので
私が望んでいた答えだった
「うんっ」
元気よくそれに答えるとそのまま廉に抱きついた
優しく私を包み込んでくれる廉
思っていたより私たちの絆は強く
お互いがいないと成立しないところまで来ていた
私が廉を想うように
廉が私を想ってくれていたことが嬉しくて
それだけで幸せな気持ちになれた
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作者名：紫陽花
| 作成日時：2019年3月9日 15時
