小さな幸せ 5

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私「……やっぱり、今返事する」



北「ふふっ、うん、そうして、笑」




なんて言うのが、正解なのか
はじめてだから、わからないけど




私「返品はうけつけません！」




これだ！よくテレビで聞く




北「……それ、Aの親が言う事じゃね？」



私「……違うか……
幸せにします？かな」



北「Aが思ってる事言ってくれればいいよ」



私「思ったこと……」




そっか、


いつも思ってる事でいいのか




私「一生くっついてるから覚悟してね」



北「ふははっ、Aらしい。
わかった、覚悟する。
Aも覚悟してね、
俺、これでもアイドルだから、笑」




私が覚悟していたのは、違う覚悟だった



結婚なんて、ずーっと先の事だって
いう覚悟



だから、まさか今プロポーズして
くれるとは思ってなくて、



よけいに嬉しくて、頭の中が
フワフワしてる




ごはんも、


お風呂も


歯磨きも、




今までは、一緒にできただけで



小さな幸せを感じてたけど




約束を交わした後のみっくんとの



ごはんと


お風呂と


歯磨きは



大きな幸せへの第1歩






私「おやすみ」



北「は？だめ、おやすまないで、笑」




一緒にベットにはいって
甘い声でそんな事言われれば



ピトッ！



くっつきまくるよね




私「チューして？」



北「ふっ、チューだけで終わらすかよ」







……




眩しい……



朝？




北「はよ」



私「おはよー」




目の前にみっくんがいるって
すごく幸せな朝




北「昼だけどな、笑」



私「え、嘘、もう？」



北「さすがに、3回はきつか……」


私「やーめーて！」



北「んははっ、俺まだいけるぞ？」



私「ばかじゃないの？変態」




どんだけ体力あるんだか




北「うし、支度して？」



私「え？なんで、なんの？」




今日は1日一緒にだらだらコースだよ？




北「予定変更〜」




嫌がる私を、むりくり
起こそうとしてくる




北「Aの実家行こうぜ？」



私「え？実家？」



北「前にさ、約束したじゃん
一緒に住むから挨拶するって。
やっと休み一緒になったんだから
行くしかないっしょ。
あれだな、もう娘さんをくださいか」




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