小さな幸せ 5

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そんな最高の
シチュエーションにいたら




……ふぁーあ




眠気が襲ってきて
あくびが出てくる



先にお風呂入っちゃおうかなと
時計を見ると、



日付けを跨ぐまで後数分




……あ、



みっくんの誕生日




バッ！っとからだを起こして
みっくんを見ると




北「……ははっ、ちげーよ」




まだお話は、続きそうで



後ろから腕がまわってきて
元の体制に戻される




北「……そうそう、うん」




仕方なく、ひとりで心の中で
カウントダウン開始




……ごー、よん、さん



……にー、



……いーち





バシッ、バシッ！


みっくんの太腿を叩いて




北「いってーなっ！笑
……んっ」




こっちを見下ろした隙に、


唇にチューをした




北「……。笑」




満足した私にみっくんは苦笑い



その苦笑いも、かっこいい





電話の向こうでは、



薮くんがおーいって騒いでて





北「後で覚えてろよ(笑)
……ごめんごめん、こっちの話し、
うんうん、じゃ、また明日」





……ん？



また明日？



明日ってさ……





電話を切ったみっくんに




私「ねー！」



北「ん？」



私「明日ってなに？！？」




猛抗議



だって、明日ってか今日は
みっくんの誕生日




北「いやさ、焼肉連れてってくれるって
約束してたの忘れてて……」




じろっ




北「怒んな怒んな、笑」



私「怒るよ！」



北「Aも一緒に行こ？」



私「一緒？」



北「うん、薮に紹介したいし」





薮くんに紹介？





私「え、いいの？」



北「なんでだめなの？」



私「だって、バレちゃうよ」



北「バレるもなにも、彼女いるの知ってるし、
なんなら、写真見したし」



私「え、なんの写真？」



北「見たい？」



私「見たい！」



北「ん、」




みっくんが携帯をピコピコ弄って
写真を見せてくれる




私「は？ いつ撮ったのこれ！」



北「寝てる時しかないじゃん、
あまりに凄い落ち方してっから
思わず撮ったよね、笑」




私がベットから落ちて
寝続けてる姿




私「さいっあくー！！！」




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