小さな幸せ 5

179 ページ17

.




宮「おじゃましました〜、
ドラミちゃん、またね」



玉「ごちそうさま、
じゃ、ミツまた明日」





楽しく飲んで、食べて
サプライズのパーティーは
大成功で終わった





北「手伝うよ」



みんなが帰った後、
洗い物をしてると寄ってくるみっくん




私「いい、いい、休んでて！
主役に片付けなんてさせられないよ」



北「ふたりでやった方が早いっしょ」




優しい



ほんと文句の言いようがないくらい





私「わっ！なに？」




食器の泡を流してると、
急に後ろから、包まれてびっくりした




北「袖、びしょびしょ」




服の袖をくるくるっとあげてくれる




これ、見た事ある


キスブサで




私「袖クルだ、これ」



北「ふふっ、キュンきた？笑」



私「きた！きまくり！」




ちょっと横見ると、笑ってる
みっくんと目が合って、チュッてされる



あぁ、もう、ほんと甘い




北「うし、早くやっちゃおうぜ
手、止まってますよー」



私「みっくんが邪魔するからじゃん、笑」




わたしがお皿を洗って、みっくんが
拭く



そんな、新婚さんみたいな事しながら
くだらない話しとかしてると




〜♪♪ 〜♪♪♪




私「なんか、鳴ってない？」



北「俺？」




みっくんの携帯が鳴ってる




私「おんなだ、おんな」



北「ふっ、アホか。笑」



私「いったっ！」




私にデコピンして、携帯を取りに行った





北「……おぅ、薮ー？」





ほら、薮くんじゃん(笑)



彼女かってくらい仲良いみっくんのお友達





北「……うん、うん、んははっ」




楽しそうに話してるのを
横目に見ながら洗い物を済ませて、



ソファーで座って話してる
みっくんに近づくと、



気づいたみっくんは、ここおいでって
合図して足の間に座らせてくれる





聞かれちゃ嫌な話しとかないのかな
って、逆にこっちが気になっちゃう



……ま、薮くんだから、いーのか(笑)





背中をみっくんの胸につけて
思いっきり寄りかかる



たまに笑い声でビクッて
しちゃうけど、話し声が背中に
響いて心地いいし、



私の髪の毛いじってるみっくんの手も
気持ちいい

180→←178

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す