小さな幸せ 5

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ドアが開いたと同時に
みんなでクラッカーを鳴らす




「「「 おめでとうー！！！」」」




目をパチクリさせて、びっくりしてる
みっくん




私「みっくん、おかえり〜！」




みっくんの元に走ってくと




北「おぅ」




照れながら、頭をポンっと
撫でてくれた




私「ねぇ、びっくりした？」



北「したわ！」



私「やった！」



北「なんか企んでるとは思ってたけど」



私「うそだー」



北「いや、あなたわかりやすいからね、笑」





じーっ



……ん？ 視線を感じる



バチッと目が合ったのは、藤ヶ谷さん




な、なんだろう




藤「はじめまして……だよね？」



私「……はい」



藤「なんだろ、はじめての感じが
まったくしないんだけど、笑」



宮「ガヤさん、わかる！
奥さんにそっくりでしょ、ドラミちゃん」



藤「ドラミちゃん？」



玉「あぁ、ドラミちゃんってのはね……」


私「あーあーあー、その話しは……」



北「Aのパンツな」



私「ひゃー！！みっくん！！」




みんなに爆笑されてるし




藤「なんで玉が知ってんの？」



玉「俺も見たから(笑)」


私「あーあーあー、その話しは……」



北「スカートめくれてね、笑」



私「いやー！みっくん！！」



宮「まじで？シズカちゃんじゃん！」



私「……」




目を輝かせて、私をみる宮田さん




……だれか、助けて……





そんなこんなで、すっかり
盛り上がり



美味しく、横尾さんの料理を堪能し、



最後のケーキを食べ終わる頃




藤「じゃ、俺、奥さん待ってるから
帰るよ」



北「おぅ、ありがとな」




藤ヶ谷さんは、一足早く帰っていった




私「なにあれ、めちゃめちゃ
奥さん大事にしてて、かっこいー！！」



北「あ？」



玉「Aちゃんにいい事教えて
あげるよ」



私「え、なに？」



玉「この前Aちゃん風邪ひいた時……」



北「おい、玉、余計な事言わなくていいからな」



玉「ミツ、めちゃめちゃ心配して
早く帰りたがってたよ」



宮「そうそう、あんな北やん
めったに見れない」




仕事中も気にしてくれてたとか
嬉しすぎる




横「俺にお粥の作り方教えてって
朝から電話してきたしね」



北「ちょ、横尾さんまでやめて、笑」





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