小さな幸せ 5

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今日のお題は、



彼女にいくらまで貸せるか



しかも、台本はないらしい





私「あ、みっくんからじゃん」



北「……」




うどんを、食べながら
画面に食いついて見る




……挙動不審なみっくん、可愛い



完全に目が泳いでるし





私「え！100万！？！？」





みっくんは、理由も聞かず
100万までなら貸してくれるらしい




じーっと、みっくんを見る





北「あんだよ、笑」



私「何に使おう……」



北「あ？」



私「理由は聞かないで！」



北「お前には、貸さないよ？」



私「なんでよ！」



北「なんでも」



私「うわ〜、嘘つきじゃん」



北「違いますー、なんで一緒になるやつに
金貸すんだよ、いくらだって
Aの好きな事に使っていいよ」



私「……え？」





ものすごい事、さらっと言ったよね？




隣りのみっくんを見ると
ん？って可愛い顔される




どんだけの事言ったのか
わかってんのかな





北「なに？なんか欲しいもんでもあんの？」



私「ううん、ない」





だって、みっくんがいればいいもん





北「食い終わった？」



私「もう、胸がいっぱい」




隣りのみっくんに
ぎゅってしたら




北「もういい？」




耳元で囁いて、寝かされた



私を見下ろすみっくん




私「うつっちゃうよ？」



北「いい」





そのまま電気と、テレビを消され



久々の雄のみっくんに



魅了された







私「やっぱり、欲しいものあった」



北「んー？」




一緒にベットにはいって
そんな話




私「でも、育てられるかなぁ」



北「ふふっ、それ俺も欲しいわ」



私「え、ほんと？」



北「一緒に育てますよ？」



私「じゃ、種をなんとか手にいれないと」



北「随分リアルだな、笑
じゃ、もう1回しとく？」



私「……なんの話？」



北「は？こどもじゃねーの？」



私「枝豆だよ」




……




北「……寝ろよ、病み上がり」



私「寝かさなかったの、みっくんじゃん」




ぴったりくっついて、
離れないでいると




北「……まじ、もう1回襲うよ？」



私「もう無理〜」




くっついて、イチャイチャしてるのが
嬉しいだけ




北「まじ、寝て、笑」



私「ふふっ、うん、おやすみ」

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