小さな幸せ 3

120 〜Ki side 〜 ページ40

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〜♪♪ 〜♪♪♪


〜♪♪ 〜♪♪♪




二「ミツ、携帯なってるよ〜？」



北「あぁ、サンキュー」




また知らない番号




二「出ないの？ 切れちゃうよ？」



北「んー、知らない番号だし」





〜♪♪ 〜♪♪♪




二「また掛かってきたよ、出てみたら？」



北「……もしもし」




〃……あっ〃




え、だれ？



女？




北「誰？」




〃あの、私、ヤスさんのお友達の
さら です〃




さら？



誰だっけ？



あ、あの子か




北「あ〜、さらちゃんか」




……てか、なんで番号知ってんだよ




〃すみません、ヤスさんに連絡先聞いて〃




あいつ、後でしばくか！




北「なんか用事？」



〃……あの、会えませんか？〃




は？



この子、アトミーの彼女だよね？




ミカちゃんが言ってたっけ




『そういう子もいるんです、
気をつけてください』 って




北「……飲み会？幹事さんにでもなった？」




牽制する




〃違います、ふたりで会いたいんです。
北山さんに相談したい事があって〃




北「アトミーは？ 彼氏にも言えない事？」




〃別れたんです〃




北「そうなの？でもちょっと忙しくて
時間とれないんだよね」




自分の彼女と会う時間も作れないのに
無理だわ




〃待ってます、
急にでもなんでも、いつでもいいんです
北山さんに合わせます〃




北「そう言われてもねー」




まじ面倒くさ




でも、ヤスの友達だし、Aの後輩だし




邪険にはできないか……




〃私、気づいた事があるんです、
それをどうしてもお伝えしたくて〃





二「ミツ〜、収録はじまるよ」




二階堂が呼びにくる




北「あ、仕事戻るからごめんね」





〃アトミーとAさんお似合いだと
思いません？〃




電話を切ろうとする間際
訳のわからない事言い出す彼女




北「あ？」




〃連絡、お待ちしてます〃




北「は？」




切られた





二「どしたの？ミツ」



北「……いや」



二「おんな？」



北「……友達…………の友達」



二「ふーん、面倒くさそうだね(笑)」



北「めんどくせーよ！」




気になる事言い残して、
連絡お待ちしてますって、なんだよ

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