小さな幸せ 3

114 ページ34

ミ「終わった？」



私「もちろん！」



ミ「じゃ、行こ！どこにする？」



私「んー、あっ、久しぶりに
あそこのBAR行きたい」



ミ「いいねー、そうしよ」




みっくんと出会ったBARは
私達のお気に入りに仲間入りして



ミカと、たまに行くようになった





「「 かんぱーい！！ 」」




私「んー、おいしっ」



ミ「仕事終わりのビールは格別だよね〜」



私「ねー(笑) おつまみ適当に頼むよー」




店員さんに注文を済ませ、




私「で？話って？」



聞きたくて聞きたくて、
急かすようにミカに質問すると




ミ「アトミー、別れたらしいよ」



私「……」




私にとっては、良くない話だった……




ミ「さらちゃん、ヤスに
みっくんに会わせろって、必死みたい、
こないだ、ヤスがボヤいてた」



私「やっぱり、みっくんに本気に
なっちゃったって事か」



ミ「うん、まさかアトミーと別れるとは
思ってなかったけどね、
ま、みっくんが相手にはしない
だろうから気にする事ないと思うけど
一応Aには言っといた方がいいと
思って」



私「どっちから、別れたの？」



ミ「それよ！！」



私「え」




ミカが身を乗り出してくるから、



びっくりしてからだを後ろにひき





ガタガタガタガタッ！




私「いったーっ！」




椅子から落ちた




「なにやってんだよ(笑)」




ミ「あ(笑)」



私「え？」




ひきあげてくれたのは、



噂のアトミー




ミ「ひとり？」



ア「いや、ヤスが来るよ、
混ざっていい？」



ミ「うん、同期会になったね」



私「ほんとだね」




アトミーは、私を助けてくれた
ついでに隣りに腰をおろし、
飲み物をオーダーした




ア「椅子から落ちるくらい
盛り上がってたけど、なんの話？」



私「……」




なんとなく、アトミーの話してたとは
言いづらいから黙ってしまうと




ミ「ねー、アトミーから別れたって
ほんと？」




ミカは、あっさりと本人に聞いた




ア「その話か(笑) 随分情報早いな」



ミ「色んなとこと繋がってますから」



ア「女子ってこえーな(笑)
ま、そのとおりだけどね」



ミ「なんで？」




さすがミカ、



聞き辛い事をぐいぐいと

115→←113

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す