小さな幸せ 3

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なにした、私





思わず、本能のままに



みっくんに襲いかかってしまった……




少し冷静になったら、この体勢は
かなりやばい



そしてこの後、どうしたらいいかわからず



そのまま、みっくんの胸から



顔があげれなくなった





北「ふははっ、ここで固まんなよ(笑)」




私「……」




北「お前のスイッチはどこに
あんだ？
さっきまで近いって逃げてたくせに(笑)」




私「ノーコメントで……」




笑いながら、




北「やっぱり……帰ろっか」




クスクス笑うみっくんに
首を振る




北「いや、こんな大胆な事しといて
お預けっすか？(笑)」




ぎゅっと抱きしめ直して、顎を
私の肩にのせ、耳元で聞き
腰を撫でてくる




私「……」



北「なんか言え」



私「……ちょっと待って、
葛藤してるから」




みっくんの甘い雰囲気に
クラクラしちゃってるけど



みっくんとドライブなんて、
なかなかできないし……



でも家に帰って、早くイチャイチャ
したいし……




私「……」




選べない




北「……ごーー、……よーん、……さーん」




え、



カウントダウン？！？！



ど、ど、どうする？




私「ど、ドライブ！」



北「ファイナルアンサー？(笑)」



私「ふぁ、ファイナルアンサー！」





じーーっ




……




な、なんなの



この緊張感ある間は




北「りょうかい(笑)
ちょっとだけな」




ニコッとするみっくんに
ほっとして、また顔を埋めると




北「運転できないんですけど？(笑)」




耳元で喋られ、




また変な気を起こしそうになったから
慌てて自分の席に戻った





少しだけって言いながら
結構走らせてくれて




今、海沿いを走ってる




私「どこまで行くの？」




みっくんとなら、
どこまででもいいんだけど、




いいかげん、気になってきて聞いてみる




北「ここね、うちの実家の近く」



私「そうなんだ、こんなとこに
住んでたんだね」



北「そうよ、結構いいとこっしょ？」



私「うん」




私の知らない過去を
教えてもらえるのって、



すごく嬉しい




北「もうちょい行ったら、車とめれる
から、少し降りよっか」

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