Stand by me 5

173 ページ12

駅から1度事務所に戻り
車でみんなを送り届ける



結局、家に着いたのは
てっぺんをまわる少し前



もう寝ちゃってるよね……



せっかくの太輔の誕生日



一緒にいたかったな……




起こしちゃ悪いと思って、
そーっと玄関を開けると




リビングに電気がついてる



って事は？



起きてる？



そーっと、リビングのドアを開ける




……やば！



なんだあれ！



メガネかけて、パソコンいじってる




そんな普通の光景がかっこよすぎて、
気配を消して
ドアからひょっこり見続ける




視線を感じたのか
太輔がこっちを見る




藤「おかえり、なにしてんの？(笑)」



ニコッと笑う太輔



ま、まぶしい



私「ただいま、どうぞお続けください」



まだ眺めてますから



藤「なんでよ、おいで？(笑)」



グサッ！



な、なんか刺さった！



おいでは、反則



太輔の元へ近寄ると
腕を広げて迎えいれてくれる




私「おめでと」



太輔の首に抱きついたまま言うと
笑う太輔



藤「あははっｗｗｗ
まだ言うの？残念ながら、アウトです(笑)」



私「え？」



藤「いまね、5分過ぎた(笑)」



私「嘘でしょ？帰ってきた時過ぎてなかった！」



藤「そこで、やらしく覗いてるから」



私「別にやらしくない」



藤「あははっｗｗｗ
あれ？またジュースかぶったでしょ(笑)」



私「……わかる？」



藤「わかるよ(笑)髪バリバリ、
お風呂行っといで？」




促されてお風呂で念入りに髪の毛を
洗って出てくると、
またさっきの光景が




わたしおかしくなったのかな



好きな人ってこんなかっこよく
見えるものなのかな



……病気かもしれないｗｗｗ




藤「だから、なんで覗いてんだよ(笑)」




ドアから見てるわたしを笑う太輔

174→←172

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す