Stand by me 4

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軽くシャワーを浴びて
バタバタ支度する



藤「A、どうやって行く？
俺の車使ってもいいよ？」



私「ううん、電車で行く
バレたら困るし」



やっぱり事務所の人間にバレるのは
まずい



オッコさんは信用してるからいいけど
新人のあの子にはバレたくない



藤「もう少しゆっくりしておいで？
鍵持ってていいから」



私「うん、ありがと」



同じ場所に行くのに、別々に行くなんて
おかしいけど、念の為



私「行ってらっしゃい(笑)」



玄関で見送る



藤「なんかいいね(笑)」



私「ふふっｗｗｗそうだね」



藤「じゃ、後でな」



私「うん」




太輔が行ったあと、わたしもゆっくり支度して
家を出る



頭の中は、昨日太輔が言ってくれた事



考えといてって言ってたけど、
考えるまでもない



荷造りしなくちゃ



離れる事に不安を感じて
ずっともやもやしてたのに



霧が晴れたみたいな気分



気づいたらニヤニヤしてたみたいで



玉「A、気持ち悪いんだけど(笑)」



私「え？(笑)」



玉ちゃんにつっこまれるｗｗｗ



楽屋の中では、みんな自由に
過ごしてる中、太輔の隣を
陣取ってる かなさん



藤「A、俺のイヤホンしらない？」



隣りにいる かなさんじゃなく
離れたとこで玉ちゃんと喋ってる
わたしに聞いてくる



私「忘れた？わたしの貸そうか？」



か「あ！わたしの使ってください！」



持っていこうとすると間に入る かなさん



か「も〜Aさんいなくなるんですから
なんでも私に言ってくださいね」



すごいグイグイくるなぁ



いなくなるとか、グサッと
くるんですけど……



わたしの差し出したこのイヤホン
どうするよｗｗｗ



藤「……どうも、でも知らない子の物
使いたくないんだよね、A貸して？」



……知らない子ｗｗｗ



私「あ、うん」



太輔にわたしのイヤホン渡す



か「……」



あれ？



なんか軽く睨まれた気が……



か「Aさん、Jrのとこ顔出せって
言われてませんでした？」



私「あ、そうだった！行ってくる」



か「こっちは任せてくださいね
ごゆっくり」



なんだか追い出された気分が
しなくもない……

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