Stand by me 4

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今回の会議は、コンサートの
発表だった



それもそれでわたしには複雑で



目を閉じて、冷やしながら
自分にはもう関係ない事なんだって
思いながら聞いていた



坂「こら、山下！」



私「はい？」



急にさかもっちに呼ばれて
ビックリする



坂「お前が担当するトラビス
つけるからな」



私「……はい」



一緒に回るのか……



ほんとだったら、うれしかったはずなのに



太輔のそばでコンサート回りたかったのに……



せっかく叶ったのに



……うれしくない



どうしよ……顔合わせたくないな……




会議が終わって、現場に向かおうとする
けど、



足が動かない



私「ごめん、かなさん、ひとりでいける？」



か「あ、はい！大丈夫ですよ」



私「じゃあ、お願いします、わたし
Jrの方でやる事あるから」



か「わかりました、いってきます」




ほんとは、やる事なんてない



ただ、これ以上、傷つきたくないの



逃げてるのかも知れないけど



でも、かなさんを泊めた事がどうしても
許せないの



優しかったって
なにをしたの？



脈ありって思わせる事したんでしょ？



だったら、もう……



わたしは、いらないじゃん





坂「あれ？お前行かないの？」



事務所に残ってるわたしに
びっくりしてるさかもっち



私「かなさん、大丈夫そうなんで、
わたし、トラビスの子達のところに
行ってきます」



坂「そっか、じゃよろしくな！
あいつらに報告してやってｗｗｗ
喜ぶぞ」



私「ですね」



わたしの居場所があって良かった



前に戻るだけだから……



大丈夫、わたしは大丈夫



太輔に出会う前に戻ったと思えばいい



言い聞かせる



このまま、Jrの方に戻ろう……



太輔、バイバイ

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