まるで YS side ページ23
ユウの部屋、思った通りだな(笑)
シンプルといえば聞こえはいいが、生きていくのに必要最低限のものしかないようなそんな部屋にポツンと俺が飾られてた。
なんていうか、この部屋で俺に見つめられるっていうのは変な気分だな(笑)
ソファで座ってると
「これ」
と、不揃いなマグに入ったコーヒーと灰皿を持ってきたユウ。
「ジョンウンが来たら、いるかなって(笑)」
お前さ、灰皿準備する前にマグでも揃えとけよ(笑)
YS「悪いな(笑)」
という俺の隣に座って俺の耳を触るユウ
YS「なんだ？」
耳っていうか…ピアスか？
「これさ、綺麗だよね。前も思ったけど。」
そうか？シルバーの…気に入ってるものではあるけどな。気に入ったんなら…
とユウの耳に髪をかけてやると穴一つ空いてない…
だよな。飾り気なんてほぼない奴なんだからな。
「あのさ、お願い…あるんだけど。嫌だって言わないで欲しい。」
拒否権無しのお願い？
YS「ん？」
ニコッと笑うと
「ちょっと待ってね」
ってパタパタと寝室に向かったかと思うと手に何かを持って帰ってきた。
「ジョンウン。手」
と言うユウの言葉に片手を差し出すと何か固いものが握らされた。
ピアッサー？
「ジョンウンがして？」
YS「お前せっかくきれいな耳なのに…」
「ジョンウンがしてくれないんだったら…誰かに頼む」
ユウの体に他の奴が傷を入れる…
ちょっと考えただけでも胸糞悪いな。
俺を見つめるユウの耳に手を伸ばして愛でるように耳たぶを撫でると、ユウの眼が閉じられた。
YS「痛いぞ。」
「いいの」
この、まだ傷のない耳がなんだか愛おしくなってきてそっと唇をつける
「ふふっ(笑)」
眼を閉じたまま笑うユウの耳をそっと啄んでその感触を確かめた後
YS「良いのか？」
「ジョンウンがいいの。でも、ちょっとこうさせて」
と俺の首にユウの手が回された。
怖いか？
俺と同じような耳たぶの端のほうにその無機質な機械を当てて少し力を込めると
カシャン
という音とともに一瞬ユウの腕に力が入った。
すこぉし赤くなった耳たぶに、もう一度唇をつけると
「ジョンウン。もう一個も。」
と、逆の耳を出してきた。
同じように何度か耳を啄んで、また、赤くなった耳にキスを落とした。
YS「痛くないか？」
まだユウの腕の中で聞く俺に
「優しくしてくれてありがとう。ジョンウンで良かった。」
なんて…まるで初体験の後だな(笑)
ユウ、お前さ。どんどん可愛く見えてきたよ。
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angieuko(プロフ) - マユさん» ありがとうございます^^*きっと、この彼女には兄さんしかいないですよね♪永遠、単純だけど難しい素敵な言葉ですよね (2016年3月2日 18時) (
レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - ジョンウンの魅力的な姿がたまらない。最後の会話シーン「永遠」が沁みました。 (2016年2月28日 6時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ちゃあさん» ちゃぁちゃんコメありあとーです♪兄さん、めっちゃ包容力あるイメージなの＾＾きっと二人はずぅぅっと幸せにしえるはず!!それから…ぎゅたまへの愛…隠し切れてなかった?( *´艸`)溢れ返っちゃってるので＾＾すまそ(笑) (2013年6月17日 19時) (レス) id: 56786cf794 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃあ(プロフ) - あんじゅたん 読んだよ。兄さんの包容力ハンパ無いーー！そして自分に置き替えて読んだよ。そしてにイェソンがもっと好きになったよ。 きっと二人は幸せにしてるんだよね♪たまに出てくるギュにあんじゅたんからの愛を感じたのは私だけだろうか(笑) ありがとう。 (2013年6月17日 13時) (レス) id: 8e7de482e5 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - emiさん» えみたん♪コメントまで書いてくれてありがと―です♪あんこが書くとちょっと暗くなる＾＾；素敵だって言ってもらえてうれちぃです＾＾ (2013年6月14日 5時) (レス) id: 56786cf794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2013年4月23日 19時
