温もり YS side ページ16
♪〜〜〜♪〜〜〜
YS「ユウか？今着いたからこっちに来れるか？」
「すぐ･･･行く」
それだけ言うと電話が切れた
俺たちの事務所とそう離れていない場所にユウのオフィスビルがあった
ここじゃ、あまり外には出れないな･･･
ビルから出てくる奴らに目を凝らしていると
･･･いた。ユウだ。
俺はさ、今まで歩く人間に感情があるとは思ってなかったが･･･
ユウのそれは、まるで機会みたいに一定でまっすぐで美しいリズムを刻んでた。
ただその冷たく美しいリズムの正確さを乱したくて、もう十分に声の届く、顔が見えるところにいるユウに電話をかけた
♪〜〜〜♪〜〜〜
その電話に調子を乱されたようにリズムが崩れ直線がいびつに歪んだのを見て思わず微笑んだ
「あ、ジョンウン！何処にいるの？」
YS「まっすぐ前を見ると車が１台止まってるだろ？そこだ。」
一瞬彷徨わせた視線が俺を捕らえた
まだ、表情を作ることも無く、一定のリズムで歩いてくるユウに思わず車から出ると
ユウが小走りで近づいてきた
「ジョンウン」
少しだけ弧を浮かべた口元。目は俺を･･･まだ見てないな･･･
YS「待たせたか？」
「うぅん」
首を横に振った後俺の視線を捕らえた。
YS「とりあえず･･･電話は切って車に乗るか(笑)」
あっ。とでも言いそうな顔でまだ耳に当てていた電話を切って車に乗り込んだユウ。
俺も車に乗り込むとすぐに走らせ始めた。
YS「あれ以来。だな」
「そうだね。久しぶり･･･なんだね。」
YS「笑ってるか？」
「ジョンウンと話したり、メッセージがあった後は･･･笑ってる。と思う。」
ユウの手を握ると指先が少し冷たくなっていて、それがまるでユウみたいで無意識に暖めるように撫でると
「暖かいね」
なんて言うユウの声がいつもよりぬくもりがあって
YS「そうか(笑)」
それしか言えない俺自信が歯がゆくなった。
しばらく車を走らせてよく行くレストランに車を止めた。俺たちが気軽に行ける所なんてそう多くない
YS「ここで良いか？」
「何処でも良いよ。ジョンウンが居れば。」
ひな鳥め。かわいいことを言うようになったな(笑)
･･･ひな鳥だからかわいいことを言うのか？
まぁ、いい。
車からユウを降ろすと温もりを分けるように手を繋いで、店に入るとすぐに個室に案内された。
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angieuko(プロフ) - マユさん» ありがとうございます^^*きっと、この彼女には兄さんしかいないですよね♪永遠、単純だけど難しい素敵な言葉ですよね (2016年3月2日 18時) (
レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - ジョンウンの魅力的な姿がたまらない。最後の会話シーン「永遠」が沁みました。 (2016年2月28日 6時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ちゃあさん» ちゃぁちゃんコメありあとーです♪兄さん、めっちゃ包容力あるイメージなの＾＾きっと二人はずぅぅっと幸せにしえるはず!!それから…ぎゅたまへの愛…隠し切れてなかった?( *´艸`)溢れ返っちゃってるので＾＾すまそ(笑) (2013年6月17日 19時) (レス) id: 56786cf794 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃあ(プロフ) - あんじゅたん 読んだよ。兄さんの包容力ハンパ無いーー！そして自分に置き替えて読んだよ。そしてにイェソンがもっと好きになったよ。 きっと二人は幸せにしてるんだよね♪たまに出てくるギュにあんじゅたんからの愛を感じたのは私だけだろうか(笑) ありがとう。 (2013年6月17日 13時) (レス) id: 8e7de482e5 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - emiさん» えみたん♪コメントまで書いてくれてありがと―です♪あんこが書くとちょっと暗くなる＾＾；素敵だって言ってもらえてうれちぃです＾＾ (2013年6月14日 5時) (レス) id: 56786cf794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2013年4月23日 19時
