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残されたラウと私は何となく会話を続ける
「ラウは?どんな人がタイプなの?」
ラ「おれ??うーん、なんていうんだろ、、うーん、ちょっと待って苦しい」
険しい顔をしだして苦しいと訴える
え?大丈夫?
「まってまって苦しいってなに、大丈夫?」
ラウに近づき顔を覗き込む
ラ「いや、あの、ごめ、大丈夫全然」
手をパタパタと仰いだと思ったらガバッと勢いよく起き上がる
ラ「いや、苦しいって過呼吸じゃなくてえっと、うんと、、えー、」
さっきのような険しい顔が再び出そうだ
「ゆっくり。ゆっくりでいいよ」
そう告げると、頭の後頭部を片手でわしゃわしゃといじり出す
ラ「おれ、、は、Aちゃんみたいな人がいい」
きゅん。
耳元でそんな音がした
え、このキュルキュルお目目の少年は何を言っているの?
「はわ、わ、わたし??????」
こくこくっと素早く何度も頷くラウは耳まで赤くて。
突然、可愛い対象の子から言われたものの、動揺だなんだで私の顔に熱が集まる
スタ「ラウールさん次お願いしまーす!」
ラ「あ、は、はい!。えと、じゃ、」
目がキョロキョロとあちこちに飛ばしながら言い
歩きだそうとした時
ラ「あ、」
くるりと振り返り、私の目をじっと見つめてくる
「?」
ラ「みたいってのは違くて。
おれは、Aちゃんがいい
、、、です。」
真剣な顔で言われたと思ったら、プシューと音を立てそうなくらい顔を赤くしてそそくさと居なくなってしまった
先程といい、歳下ながらになかなかの技を持っているようだ
「あっっつ、、、、」
加速している心臓音を誰にもバレないように。
熱が集まる顔を誰にも見せないように。
パタパタと顔を手で仰ぐ自分を
さっきのラウと同じじゃん。笑
という余裕はまだあったみたいだ。
歳下パワー。?
いや、
ラウールがエグい。
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作者名:なまじ | 作成日時:2020年6月1日 17時