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「めめー、とAさん」
めめに手を引かれて事務所の中へと進んでいくと
翔太さんとふっかが立っていた
「これ、最近導入された水素水。まじ上手いから、えぐいから。Aさんも」
「ふは、しょっぴーまたこういうのオススメしてるの?ふっかさんまで笑」
「俺は何故か腕引かれてここにいる」
ふっかさんの手には、めめが勧められたものをしっかり握られている
はい、と渡されたそれは、ただの水と何ら変わらないように見える
「Aさん、信じてないっしょ。いや、これ、ホントねー、、、飲めばわかる」
「あぁ!しょっぴーまた変なの紹介してる!!」
「んぎゃ!Aまで染められてまうやん!」
パタパタと小走りで私たちに追いついた康二くんとラウ
「でも、美容好きな人が言うならほんとに効き目ありそう」
ペットボトルを斜めに持ち上げ、窓から刺す光に照らして除く
「はっはー!ほらAさんだってこう言ってるから。お前らの目は節穴だな」
「節穴て笑てか、しょっぴー、さん付けは距離が遠い!」
「とかいう康二だって、ちゃん付けじゃん笑ま、ふかざあさんはもう呼び捨てだけどなっ」
キリッとキメ顔を決め込むふっか
「ええの!ちゃん付けがいっちゃん可愛い」
「ふは、まあ確かにかもね。ま、俺も呼び捨てだけど。」
「お好きなように呼んでください笑」
名前の呼び方は基本なんでもいい
けど、みんなのことをなんて呼べばいいのか分からないから、相手に合わせる
「えー、なんかまだ俺的にさん付けな関係かなって感じだったけど。なんかあれだわ、みんながそれやってると羨ましいわ」
じっと黙って考えていた翔太さんが口を開いた
「やっぱ、おれもAで」
「じゃあ、翔太、、、ですか?」
「え、しょっぴーのこと翔太って呼ぶ女の子なかなかにレア!」
「それは、照れるからまずはしょっぴーで、、、」
ぷしゅーっと音が出てしまいそうなくらい、顔を赤くして下を俯いた
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作者名:なまじ | 作成日時:2020年6月1日 17時