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take24 ページ25

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「めめー、とAさん」


めめに手を引かれて事務所の中へと進んでいくと
翔太さんとふっかが立っていた


「これ、最近導入された水素水。まじ上手いから、えぐいから。Aさんも」

「ふは、しょっぴーまたこういうのオススメしてるの?ふっかさんまで笑」

「俺は何故か腕引かれてここにいる」


ふっかさんの手には、めめが勧められたものをしっかり握られている


はい、と渡されたそれは、ただの水と何ら変わらないように見える


「Aさん、信じてないっしょ。いや、これ、ホントねー、、、飲めばわかる」

「あぁ!しょっぴーまた変なの紹介してる!!」

「んぎゃ!Aまで染められてまうやん!」


パタパタと小走りで私たちに追いついた康二くんとラウ


「でも、美容好きな人が言うならほんとに効き目ありそう」

ペットボトルを斜めに持ち上げ、窓から刺す光に照らして除く


「はっはー!ほらAさんだってこう言ってるから。お前らの目は節穴だな」

「節穴て笑てか、しょっぴー、さん付けは距離が遠い!」

「とかいう康二だって、ちゃん付けじゃん笑ま、ふかざあさんはもう呼び捨てだけどなっ」


キリッとキメ顔を決め込むふっか


「ええの!ちゃん付けがいっちゃん可愛い」

「ふは、まあ確かにかもね。ま、俺も呼び捨てだけど。」


「お好きなように呼んでください笑」


名前の呼び方は基本なんでもいい

けど、みんなのことをなんて呼べばいいのか分からないから、相手に合わせる


「えー、なんかまだ俺的にさん付けな関係かなって感じだったけど。なんかあれだわ、みんながそれやってると羨ましいわ」


じっと黙って考えていた翔太さんが口を開いた


「やっぱ、おれもAで」

「じゃあ、翔太、、、ですか?」


「え、しょっぴーのこと翔太って呼ぶ女の子なかなかにレア!」





「それは、照れるからまずはしょっぴーで、、、」


ぷしゅーっと音が出てしまいそうなくらい、顔を赤くして下を俯いた

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作者名:なまじ | 作成日時:2020年6月1日 17時

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