出会い 工藤新一篇 ページ46
『お風呂、ごちそうさまでした』
「あ、A。湯加減どーだった?」
『ちょうどよかったよ』
「そっか!A、明日はどうするの?」
『荷物取りに、一旦帰るよ。コナンくんの転校のことで、博士んとこにも行かなきゃだから、コナンくんも一緒に連れてくつもり』
「そっか!じゃあ、これ渡しとくね!」
『…鍵?』
「そう!この家の鍵よ。明日、月曜だから私は学校あるし…これからのこと考えても、Aは鍵持ってたほうがいいでしょ?」
『なるほど…!何から何までありがとー』
「いいのよ!それから、部屋のことなんだけど」
蘭は、ある一室のドアを開けて、Aとコナンを中へ入るよう促した。
「ここ、昔お母さんが使ってた部屋なんだけど…今は別居してるの。で、空いてる部屋がここしかなくて…」
『私とコナンくん、2人でこの部屋を使う、と』
「そう。構わない?」
『ぜんっぜん。コナンくん大好きだし、一緒に寝ようがなんだろうが大丈夫だよ』
「なっ///」
「ホント?ごめんね、私のベッドは小さいし、お父さんは寝相が悪くて…なんだったら、敷布団買うよ?」
『いや、いいよ。これからもお世話になるんだし。ベッドも結構大きいしね』
「じゃあ、これからはここが2人の部屋ね!それじゃ、もう遅いし、おやすみなさい」
『おやすみー!』
「お、おやすみなさい…」
蘭が部屋を出て行くのを見届け、Aはベッドに腰かけた。
『これで、一層一緒にいる時間が増えましたね、コナンくん?』
「っ///なんでオメーはそう、無頓着というか無関心というか…」
『誰にでもこんなしれっとしてるわけじゃないよ。好きだもん』
「は!?///」
『コナンくんのことも、新一のことも。好きよ。コナンくんは、なんかすごいかわいいし…新一は、イイ奴だから』
「…(そっちの〔好き〕かよ…//)」
『さ、もう寝よ』
ばさ、と布団へ潜り込んだAは、まだドアのそばに立っているコナンのほうを見て、布団の片側を捲り上げた。
『…さみぃ。早くおいでなさい』
この夜、コナンはあまり眠った気になれなかった。
―――
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美紀 - コナン大好きです漫画とアニメと映画見るくらい大好きです更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年11月10日 10時) (レス) id: 9b074a0665 (このIDを非表示/違反報告)
☆藤井伶菜☆(プロフ) - 高校卒業資格のところですが高橋沙羅じゃなくて高梨沙羅ですよー (2017年2月27日 6時) (レス) id: 685133b627 (このIDを非表示/違反報告)
とみ - 一瞬で気づくのすごい (2016年4月22日 11時) (レス) id: 86e9b475ac (このIDを非表示/違反報告)
PIRANIA同盟 - わぁーーーー!! マジで神小説ですっ!!!! 何度も1から読み返してます…(照/// 応援してます。 どんどん新作出してください!! (2015年10月31日 13時) (レス) id: 6a6985e085 (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃん(プロフ) - ひとつだけ言わせてください!新一はお母さんのことを「お袋」じゃなくて「母さん」って言ってますよぉ。 (2015年5月7日 20時) (レス) id: e6681ad596 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kaka | 作成日時:2013年5月10日 15時