出会い 工藤新一篇 ページ44
結局、彼女のアイデアを採用することになったミニ新一は、急いで優作のメガネをレンズを外してつけて、変装もどきを施した。そして、蘭が工藤邸を訪れ…
「コナン！僕の名前は、江戸川コナンだ！」
ミニ新一…もとい、コナンが生まれた。
Aがコナンを預かって欲しい旨を伝えると、蘭はあっけらかんとしてこう言った。
「Aも一緒に住もうよ！」
『…なんで私まで？』
「だって、新一のバカはしばらく帰ってこないんでしょ？A1人じゃ危ないわよ！それに、広すぎるでしょ？この家。Aは学校行く必要ないし、ほとんどの時間をここで過ごすんでしょ？寂しいじゃない！」
『そ、それはそうだけど…』
1人暮らしには広すぎるこの家は、Aにしても少々寂しさを感じるものだった。
「それに、家事全般、Aがやってたらしいじゃない！私の手伝いできるでしょ？お父さんの助手として働けるんじゃない！？」
「蘭ねーちゃん！」
Aがどうしたものかと思案していると、コナンが蘭を呼んだ。
「僕、Aねーちゃんと一緒がいい！」
『おぅふ…かわいすぎる』
中身がわかっているとはいえ、その姿でその発言はかわいすぎるだろ、とAはコナンの痛い視線を感じながら思った。
「ほら、コナンくんもこう言ってるし！」
『…わかった。私とコナンくん、まとめてお世話になっていい？』
「もっちろん！お父さんは何としてでも説き伏せるから！安心して！」
むしろ、蘭の父―毛利小五郎のほうが、心配となってくる意気込みである。
そして。蘭の頑張り(という名の脅し)のおかげで、Aとコナンは無事、毛利家へと転がり込んだ。
『中屋Aです。この子は江戸川コナンくん。私の話は知ってるんですよね？』
「あぁ…その歳で、よく頑張ってきたな。高校卒業資格を持ってるんだって？探偵としての噂も、ネットで見てるぞ」
『はは…コナンくんは、両親が海外にいるんです。お手数おかけしますが、私は一応探偵もやっている身ですし、毛利さんの助手としてもお役に立てるかと思います。家事もある程度できますし。…よろしくお願いしますね、毛利先生！』
〔毛利先生〕の部分を強調して、Aは頭を下げた。
「毛利、先生…ガーハッハ！いいじゃないか！気に入ったぞ、A！これから俺が、探偵としてのいろはを教えてやる！」
『わあ頼もしいです、毛利先生！』
―――
マジで話の数がやばい←
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 965人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - コナン大好きです漫画とアニメと映画見るくらい大好きです更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年11月10日 10時) (
レス) id: 9b074a0665 (このIDを非表示/違反報告)
☆藤井伶菜☆(プロフ) - 高校卒業資格のところですが高橋沙羅じゃなくて高梨沙羅ですよー (2017年2月27日 6時) (レス) id: 685133b627 (このIDを非表示/違反報告)
とみ - 一瞬で気づくのすごい (2016年4月22日 11時) (レス) id: 86e9b475ac (このIDを非表示/違反報告)
PIRANIA同盟 - わぁーーーー！！ マジで神小説ですっ！！！！ 何度も１から読み返してます…(照/// 応援してます。 どんどん新作出してください！！ (2015年10月31日 13時) (レス) id: 6a6985e085 (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃん(プロフ) - ひとつだけ言わせてください！新一はお母さんのことを「お袋」じゃなくて「母さん」って言ってますよぉ。 (2015年5月7日 20時) (レス) id: e6681ad596 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kaka | 作成日時：2013年5月10日 15時
