出会い 工藤新一篇 ページ30
『博士、今日はありがとうございました！料理とてもおいしかったです』
玄関先で、Aは博士に頭を下げた。
「これくらい構わんよ。これからもいつでもきなさい」
『はい！博士の塩分摂取をコントロールするためにも、ここへ通いつめます』
「そ、それはかなわんのォ…」
博士が頭を掻いた。新一が行くぞ、とAに声をかける。
「んじゃーな、博士」
『お邪魔しました』
「また来いよー」
博士に手を振って別れ、2人は工藤邸へと戻った。
『いい人だね、博士』
リビングでコートをハンガーにかけながら言うA。
「まあな。相当太ってっけど」
『あはは。あ、新一。帝丹高までの道知っときたいんだけど』
「あぁそうだな。ネットの地図で分かるか？」
『うん、多分。大体の位置関係さえわかれば、あとはスマホとかでも見ながら行けるから』
パソコンで帝丹高までの地図を呼び出して、工藤邸からの大まかな道順を位置関係を確認して、Aは毎週水曜、午後3時に帝丹高へ新一を迎えに行くことになった。
『新一、アドレス交換しとこ』
「そーいやまだだったな…」
互いにアドレスを交換し、Aは風呂を洗ってお湯を張った。
そこまではよかった、のだが。
『新一。お風呂、どうする』
「…」
『片方が入ったあとでお湯張り直す、とかナシね。もったいないし時間かかるから。私はどっちでもいいよ』
「オメー、マジで女か？」
『はぁ？失礼な。女だっての』
「普通の女は気にする部分で無頓着、って女じゃねーだろ」
『…だって気にならないもん。新一が気にするんなら、新一が先入る？どうせ私、荷物整理もしなきゃだし』
「…わぁったよ、オメーがいいんならもうどーでもいいや」
『じゃ、私部屋にいるから、上がったら言ってね』
「おー」
新一は風呂場、Aは自室へと行き、新一は複雑な心境の中で風呂に入った。一方、Aは…
『んーまあ、あんま服持ってなかったしな…にしたって、これから生活するには少ないよね』
キャリーから出した衣服をタンスへ詰め込んでいた。
『靴もあのブーツだけだし。…よし、今度の土日、どっちかで買い物行こう』
新一とサッカーをする、という恐ろしく少年じみた約束もあったのだが、それは土日で買い物にいかなかったほうでやればいいだろう。Aは買う物を考えながら荷物を片付けていった。
―――
もうすぐあのヒロインたちが登場します
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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美紀 - コナン大好きです漫画とアニメと映画見るくらい大好きです更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年11月10日 10時) (
レス) id: 9b074a0665 (このIDを非表示/違反報告)
☆藤井伶菜☆(プロフ) - 高校卒業資格のところですが高橋沙羅じゃなくて高梨沙羅ですよー (2017年2月27日 6時) (レス) id: 685133b627 (このIDを非表示/違反報告)
とみ - 一瞬で気づくのすごい (2016年4月22日 11時) (レス) id: 86e9b475ac (このIDを非表示/違反報告)
PIRANIA同盟 - わぁーーーー！！ マジで神小説ですっ！！！！ 何度も１から読み返してます…(照/// 応援してます。 どんどん新作出してください！！ (2015年10月31日 13時) (レス) id: 6a6985e085 (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃん(プロフ) - ひとつだけ言わせてください！新一はお母さんのことを「お袋」じゃなくて「母さん」って言ってますよぉ。 (2015年5月7日 20時) (レス) id: e6681ad596 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kaka | 作成日時：2013年5月10日 15時
