出会い 工藤新一篇 ページ16
[[あぁーそうか…怪盗キッドなんて大物、あいつが見逃すわけないな]]
『あはは…えと、とりあえずかわりますね？』
[[そうだな、頼むよ]]
一度スマホから耳を外し、新一に差し出しつつAは告げた。
『えと、新一…さん？あなたのお父さんから、お電話です』
一瞬呼称に悩み、さっきまで敬語など使っていなかった相手にAは苦笑する。新一はスマホを受け取って耳に当てた。
「…親父？」
[[おぉ久しぶりだな、新一]]
〔え、新ちゃんがいるの！？〕と有希子が優作の隣で嬉しそうな声を出す。
「…親父もお袋も、あの子と知り合いなのか？」
[[Aちゃんのことか？あぁ、半年とちょっとかな、一緒に旅をして回ったんだ]]
「…いつの間にんなことになってんだよ」
[[はっはっは、まぁな。実は…]]
Aとの出会いと、その後の経過を簡単に説明した優作は、有希子と電話をかわった。
[[新ちゃん！？]]
「あぁお袋か」
母親である有希子の声に、うるさそうに反応する新一。
[[…あっ！]]
「なんだよ」
[[新ちゃん、Aちゃんと一緒に住んでくれない！？]]
「…はぁぁぁぁ！？」
急な叫び声に、Aは〔なんだなんだ〕と呟く。少し考えて、〔有希ちゃんが変なこと言ったのかな〕とひとつの結論に落ち着いた。
「な、え、なんでそうなるんだよ！」
[[だってAちゃん、もうそっちで暮らすって言うのよ！？いくら日本の治安がよくったって、女の子ひとりで住ませられないじゃない！]]
「それはそうかもしんねーけど！」
[[じゃあ決まり！必要なものは、銀行のお金で買ってくれればいいから！Aちゃんにもそう言っておいてね！あと、2人とも体に気をつけるのよ！じゃあねっ！]]
「あっ、おいお袋！…ッチ、切りやがった…」
切れた電話に舌打ちをし、新一はAにスマホを返した。
『…有希ちゃん、変なこと言ったみたいだけど』
「…オメーと俺で、一緒に住めってよ」
『…ふぅん』
「な、〔ふぅん〕で済むのかよ！？」
『大体予想ついてたから。いかにも有希ちゃんの言いそうなことだ…どうせ、必要なものは銀行のお金使って、とか言われたんでしょう？あと、2人とも体に気をつけてーとか』
「…超能力でも使えるのか？」
『いや、経験だね』
それで、とAは早くも話を切り替える。
―――
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美紀 - コナン大好きです漫画とアニメと映画見るくらい大好きです更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年11月10日 10時) (
レス) id: 9b074a0665 (このIDを非表示/違反報告)
☆藤井伶菜☆(プロフ) - 高校卒業資格のところですが高橋沙羅じゃなくて高梨沙羅ですよー (2017年2月27日 6時) (レス) id: 685133b627 (このIDを非表示/違反報告)
とみ - 一瞬で気づくのすごい (2016年4月22日 11時) (レス) id: 86e9b475ac (このIDを非表示/違反報告)
PIRANIA同盟 - わぁーーーー！！ マジで神小説ですっ！！！！ 何度も１から読み返してます…(照/// 応援してます。 どんどん新作出してください！！ (2015年10月31日 13時) (レス) id: 6a6985e085 (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃん(プロフ) - ひとつだけ言わせてください！新一はお母さんのことを「お袋」じゃなくて「母さん」って言ってますよぉ。 (2015年5月7日 20時) (レス) id: e6681ad596 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kaka | 作成日時：2013年5月10日 15時
