サ ミ シ ガ リ ヤ【中村海人】

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＊





『…朝か』





自然と目が覚める。






今は何時か携帯を見ようとした、が



…お腹ら辺に体温を感じる。








そっーと振り返ると


うみくんが寝ている。




私を抱き締めて。








『うっっわあ！！！！』








あまりの近さと状況に大きな声を出してしまう。



心臓が早い。








「Aちゃんうるさい…なに…？？」









私の声で起きたうみくんは眠そうに話す。






『えっなんでベッド…！？』





「ここ俺の家だし…」







『…確かに』







そこは否定出来ない。



勝手に寝てたのは私だし。






『でも！夜はソファで寝てた…』





「夜起きたんだよね、それでベッドに行ったの〜」







『いやでも…なんで！抱き締めてるの！！？』






「ん〜抱き枕みたいな？


Aちゃんのこと抱き締めたくなったの」







『、えっ』








「Aちゃん照れてる？顔真っ赤〜


かわいいね〜、んふふ〜」







まだ寝起きでふわふわしてるのか


いつもより舌っ足らずなうみくん。








「ね〜今日休みだからまだ寝てよーよ、


まだ眠い〜おやすみぃ、」







そう言って私を抱き締めながら、



また眠りにつこうとする。







『えっちょっと、私帰るって…！』






「駄目、今日は俺と遊ぼ？


…昨日構ってくれなかったから構ってよ」








そう言い、ぷくーっと頬を膨らませる。


…うみくんのこの顔に私は、弱い。









『…わかったよお、』





「やった！じゃあもう少ししたら起きる！


一緒に二度寝しよ〜？」








そう言ってうみくんはすぐ寝てしまった。




私は結局ドキドキしてしまい寝れなかった。








＊

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