すきなひと【赤・緑】

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あれからちゃかの居ない生活に慣れつつある。



教室は一緒だから短い休み時間は一緒に過ごしてるんだけどね。









そんなある日の登校中。



中「ねー、夏休みさ、3人で海行かね？」



夏休み前の学校最終日、うみからの提案に私は賛成した。




「じゃあマコも誘っておくね」



中「いや、違くて」



「ん？」



中「俺とAと、海斗」







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「って、話なんだけど、ちゃかはどう？」



宮「いいじゃん、行こ！バーベキューとかもしたくね？」



「いいね！しよ！！」




トイレから戻ってきたうみに大きな丸を作って知らせる。




中「よっしゃー！！！！うれしい！！！」



「ちょ、うるさい笑」





いつにしよっか〜なんて3人で予定立てるのもいつぶりだろう。

楽しみだな〜。







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その日の夜はネットで水着を漁ってた。



ちょっとセクシーなの着てけばちゃかは振り向いてくれるかな〜って考えたけど、



中「はっ笑 え、どうしたお前笑」



宮「えっと、、暑さで頭やられた？笑」




うん、あいつらならこう言うな。
却下。



どれがいいかな〜なんてスマホと睨めっこしてたら急に着信がくる。





うみだ。




「もしもし？」



中「ね、窓開けて」



そう言われてカーテンを開けると満面の笑みで手を振るうみが見える。



部屋が隣同士だから小さい時ここから話とかしてたけど懐かしいな〜。



電話を切って窓を開ける。



中「今昔のアルバム見てて、そういえばちっちゃい時ここでAと話ししてたな〜って思ってさ。カーテン開けたら電気ついてたから電話しちゃった」



「ふーん」



中「…また、3人で出かけられるね」



「…うん」



中「どうせ毎年恒例の3人で地元の祭り行くっていうのは難しそうだったから、海行けて良かった」



「そう、だね」



そっか、ちゃかは彼女と行くのか。



いや、うん、そうだよね、普通。









中「ねー、明日から夏休みじゃん、どうせ暇でしょ？」



「は？何決めつけてんの。予定あります〜！」



中「は？笑 その顔は絶対嘘！鼻の穴膨らんでるもん！笑」



「失礼な、、一日中ゴロゴロするって言う予定立ててんの！」



中「Aさん？それを世間は暇って言うんですよ？」



「じゃあもう暇でいいよ。なに？暇ですけど？？」



暇だってことを認めると勝ち誇った様な顔をするうみに少し腹が立つ。



中「俺とデートしよ」





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