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宮「A〜?帰るよ」
あの話をどう切り出すか考えてたら下校の時間になってた。
「あ、うん!あれ?うみは?」
宮「呼び出されたから先帰ろ」
「え!?うみも!?あいつやるな〜!」
宮「残念。先生に」
「なんだ笑」
いつもの坂をゆっくり下る。
いつも3人だからちゃかと2人っきりは久しぶりで緊張する。
宮「今日昼にAが喋ってた子いるじゃん、あれ、俺の彼女」
「だろうね」
宮「可愛いでしょ?見てると守りたくなんの」
やめてよ、その照れた顔。
「サラちゃんがね、登下校もお昼も一緒に過ごしたいってさ。Aさん、あいつに一言言ってやってくださいよぉ〜って言われた」
宮「絶対そんな言い方してない」
「…いいの?一緒に居てあげなくてさ」
宮「いや、俺も一緒に居たいよ?でもあの時Aが泣いてたから…」
「え?いつ?いつ泣いた?あ、ひょっとして付き合ったって報告された日?だとしたらそれはちゃかの勘違い。私あの時前髪が目に刺さって痛すぎて涙出てきただけです〜」
嘘。
本当はガッツリ悲しくて泣いてた。
宮「なんだよ笑 てっきり3人で過ごせなくなるのが寂しくて泣いてんだと思った〜。じゃあ遠慮なくサラと過ごしていい?」
「当たり前じゃん!でもうみが寂しがると思うからたまには相手して」
宮「おー」
あーあ、言っちゃった。
本当は彼女なんかより私たちと過ごしてほしい。
その一言が言えたらどんなに楽なんだろう。
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あーさん(プロフ) - ヒナノさん» コメント、ありがとうございます!だいぶノロノロ更新ですが、これからも読んでいただければと思います(*^^*)本当に嬉しいお言葉ありがとうございます!! (2020年11月13日 0時) (レス) id: 4643567ab6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナノ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます( ; ; )!三角関係がもどかしくてこんな青春送りたかったな〜と思っちゃいます^^これからも無理のない程度で更新頑張ってください( ; ; ) (2020年11月12日 4時) (レス) id: 3f8a3982fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あーさん | 作成日時:2020年7月19日 19時