-口論 ページ3
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目黒「そんなんでよく言えんね？自分でも手に力入ってないの分かってんじゃねーの？」
指摘された両腕を庇うようにして手で包む。
『でも、練習しないといけないんです！』
目黒「今日はもう辞めとけって」
『目黒さん達には補助もお願いしないし、迷惑かけません！』
目黒「1人でやられる方が迷惑なんだよ！」
気づけば、目黒さんと口喧嘩のようになっていた。
そんな私達の間で、向井さんはオロオロとしていて、ラウ君は向井さんにくっついて小さくなっている。
そして、河内さんは何も言わず、少し距離をとっており仲裁をする様子もなかった。
目黒「見とくだけが嫌なら帰れば？」
目黒さんの言葉を受け、目頭が熱くなるのを感じた。
向井「めめ！その言い方はあかんよ」
声を出したら一緒に涙も溢れてしまいそうで、口を閉ざす。
向井「Aさん、一旦休憩しよか？」
向井さんの言葉に、コクリと頷きを返した。
そして、3人に向けて頭を下げ、その場を離れる。
途中、河内さんから声をかけられたが、『頭冷やしてきます』とだけ伝えた。
ーーーーーー
歩いている間に、徐々に冷静さを取り戻し、目に溜まっていた涙も引いていた。
特に買いたい物があるわけではなかったが、何気なく辿り着いた自動販売機の前でただボーッとしていると、後ろから声がした。
？「買わないなら先に良い？」
声のする方へ、ゆっくりと視線を向けると、そこにはラウ君がいた。
『あ、ごめんね』
私が2歩ほど移動して自動販売機から身体を少しズラすと、ラウ君は自動販売機にお金を入れてエナジードリンクのボタンを押した。
腰を落とし、出てきた物をラウ君が取り出す。
そんな動作を眺めた。
すると、不意にラウ君か私の顔を覗き込んできた。
ラウ「泣いてるかと思った」
『泣かないよ』
ラウ「そっか。買わないの？」
『うん。欲しい物があるとかじゃないから』
ラウ「じゃあ戻ろうよ」
『あーうん。戻るけど、先に戻ってて」
練習場所には河内さんもいるため、戻らなければならないことは理解している。
しかし、今は気が重い。
ラウ「めめに言われたこと気にしてる？」
『気にしてるって言うか、うん。まぁ、気にしてるんだけど。間違ったことは言われてなかったんだろうなって』
ラウ「うん」
『でも私自身としては、とにかく練習しなきゃって気持ちもあって、どうするべきだったのかな？って』
ラウ「俺も前にバク転の練習してて、めめに怒られたことあるよ」
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あやのぱんだ(プロフ) - ちなこさん» 更新も返信も遅くてすみません。面白いと言ってくださり、ありがとうございます！しっかり完結できるように頑張ります！ (2021年5月17日 20時) (
レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
ちなこ(プロフ) - すっごく面白くてとても好きな作品になりました！！更新楽しみにしています！ (2021年4月27日 1時) (レス) id: 3adce2c6d7 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - わかりました。焦らなくていいのであやのぱんださんのペースで書いてください。次のお話楽しみに待ってます。 (2021年4月14日 0時) (レス) id: bc7370604c (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - 菜々さん» ありがとうございます。公開できるまで話がまとまったら公開させていただきます。 (2021年4月13日 11時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - りんかさん» 時間がある時に少し書いて保存をしているので、そのせいかと思います。ただ、まだ公開できるほどまとまっていないので、、。お待たせしてすみません。 (2021年4月13日 11時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2021年3月9日 0時
