忘れられない人___YG

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結婚するのは、
元々親同士の約束だったし本気にはしてなかった。



ただ、
2年記念日を迎える年、



流石にAのこと言わないといけないなと
思ってあいつに会いに行った。





あいつ、
キム・ハユン、
ジユと同様にハユンも俺の幼馴染で、




親の決めた婚約者。
その日大邱に帰ったら、
たくさんのARMYに見つかってしまって、
その中にサセンがいたんだ。





ものすごいスピードで向かってくる車に、
どうにもできず立ち止まってしまった。



そんな俺を突き飛ばして、
ハユンが轢かれた。




あの日、“ハユン”に、
Aのこと言うつもりだった。





けど、
言えなかった。




俺を庇ったハユンは、
両足の自由を失ってしまったんだから。
痛々しい姿を見て言葉を失った。





ハユンのこれからの人生を
俺が大きく変えてしまったんだ。





目覚めたあいつは、
俺の顔を見てこう言った、





HY『よかったぁ〜！
ユンちゃんに何も無かったらそれでいい！』





それで良くない。
俺はハユンに申し訳なくて、



いろんな気持ちに押しつぶされそうになって、
逃げるようにソウルに戻った。





こっちに戻れば忘れれる、
そう思っていたのもつかの間、




俺を連れ戻しにジユが来た。

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