サイバが好き (ページ16)

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サイバside

俺は今、和を抱きしめている。
やばい。

貴『ｽｰｽｰ…』

寝てる…。天使かよォ。

サ『俺、やっと気づいたよ…。お前のことが好きって…。』

翌朝…

和side

貴『ふぁ～!!よく寝たわ～!!』

ここどこ…。

サイバがいる…。

あ、思い出した…!!
サイバに迷惑かけちゃったな…

てゆーか、私の気持ちが複雑すぎて何が何だかよくわかんないや。

退学のことはほんまやんな…。

はぁー…。辞めるしかないか…。

貴『サイバ、ペン借りるで(超小声)』

よし。退学届け…。書き終わった…。
お母さんに言ってないわ…。言わなくていいか…。

学校に出してこよ…。

ｸﾞｲｯ

貴『うわぁ！』

ﾄﾞｻｯ

サイバにベッドに押し倒された。
この状況はやばい…泣

サ『ほんまに退学届け、出しに行くん？』

貴『うん…。レイターズ、抜けたくないし…。』

サ『あと、もうそんなに気まづい感じに接しなくていい。全然気にしてへんから。』

貴『うん…』

ﾄﾞｯｸﾝﾄﾞｯｸﾝﾄﾞｯｸﾝﾄﾞｯｸﾝ

やばい。顔近すぎる…。

今なら言える気がする…。

何言われてもいいから言おう。

よし…。

貴『あんな、サ、サイバ？』

サ『ん？』

好き。大好き。

貴『本当にさっき言いたかったこと、退学のことじゃないねん…』

サ『うん？』

ふぅー…。落ち着け…。

貴『その……。サ、サイバが好き…///』

言えた…。言えたよ…。誰か褒めてぇ！

サ『それ、俺から言いたかった…』

え？今なんて？
俺から言いたかった？え？え？まって、状況が理解できない。

サ『俺もお前のこと好きやねん。』