遭遇 ページ5
そんな衝撃的な出来事のせいで、一睡もできないうちに次の朝が来てしまった。
登校してみて既に噂が広まってたらどうしよう。
それによく考えたら私は昨日『そういう意味じゃない』と大声で叫んだだけで、それらしい弁解もせずに走り去ってしまった。
ということは轟はまだ誤解したままなのではないか。
最悪だ。嫌な予感しかしない。
死ぬほど学校休みたかったけど行かないわけにもいかなくて、私はのろのろと身支度をした。
.
…逆に不安になるほど、普通の1日だ。
クラスの友達はいつもと同じように挨拶してくれたし、ハブられたりもしていない。
休み時間はおしゃべりしたし、昼は一緒に食堂で食べた。
そして現在、疑心暗鬼になりすぎた私は、トイレに行くという口実で友達と一旦離れて1人で廊下を歩いている。
これつまり変な噂は広まってないってことなのかな。
「よかったあ…！生き延びた…！」
心の底から安堵して思わずそう呟いた。
「生き延びたのか。よかったな」
「全然よくない気配！！」
早々に前言撤回。
聞き覚えのある声に振り返ると、予想通り轟がいた。
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なぎさ(プロフ) - てのーるさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです！本作をお読みくださりありがとうございました！ (2018年10月21日 11時) (
レス) id: 2a6bd4d84b (このIDを非表示/違反報告)
てのーる - 全体がとても良くまとまったストーリー構成で、見ていて気持ちのいい物語でした！ これからもご自愛の上、執筆活動を頑張ってください^^ (2018年10月21日 2時) (レス) id: e945a347a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぎさ | 作成日時：2018年8月17日 0時
