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凪「………ねえ、この壁何」
ベッドに下ろされた私は、急いでベッド中の枕なりクッションなりを集め、
凪との間に壁を作った。
『や、その一応安全のための……?』
凪「なにそれ、まるで俺がAを無理やり襲うって言ってるようなもんじゃん。」
『だって危ないじゃん!!』
凪「安心してよ。だってもう俺たちカップルだし合意の上じゃんね」
『一人で大きいベッド堪能してね凪くんおやすみ』
凪「ごめんって」
__________
『ちょっと、壁から手はみ出てる』
凪「けち、このくらいいいじゃん」
『だめ!!!ほんとに!!』
凪「…じゃあ一回だけ、ハグさせてよ」
『や、なんでさ』
凪「付き合ったから」
『だめ』
凪「俺Aに騙されたのに?」
『……騙した覚えないけど』
凪「22歳で彼氏いなかったら結婚してって言ってきたのに、いざ22歳になったらいきなりダメとか言ってくるもん。結婚詐欺!!俺騙された!!」
壁の向こうでバタバタ暴れ出す22歳児 凪誠士郎
無視していると、
凪「してくれないんだったら俺一生ベッド揺らすからね」
そういって大きいベッドを壊れるんじゃないかというほどに暴れて揺らし始める。
落ちそうになり、
『ちょっっっと!!!わかった!わかったから!!』
そういうと暴れるのをやめて、壁から顔を出す凪。
凪「はい、俺待ってるからAがハグしに来てよ」
どこまでもワガママだけど、
これさえ済ませれば終わるので、
ベッドの端に座っている凪を、ベッドの外から抱きしめた。
その瞬間、膝裏に腕を回されてそのまま持ち上げられ、
凪のテリトリーの方へと投げられ、凪に押し倒された。
『ちょっとまっ、話が違う!!』
凪「あーーーーかわいい」
凪はAの股に割って入り、そこからグッと体重をかけ、
至近距離で目を見つめる。
体験したことの無いこの状況に、段々顔が熱くなってくる。
『や……なぎくん、ほんと、だめ』
その声で凪の理性が失われたかと思うと、
ばちん、という音が部屋に鳴り響いた。
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虹(プロフ) - 完結おめでとうございます!!嬉しいような悲しいようなちょっとよく分からない感情ですが、陰ながら応援させていただいていました!!本当にお疲れ様です!リクエストの件ですがお時間ある時で大丈夫ですので烏くん、乙夜くんの夢小説を書いていただきたいです!! (2023年3月26日 2時) (レス) @page24 id: 12afbbff79 (このIDを非表示/違反報告)
村紗水蜜デコレさん(プロフ) - 完結お疲れ様です!!(╥﹏╥)良かったら絵/心さんのを書いて頂きたいですっっ(╥﹏╥) (2023年3月26日 0時) (レス) @page24 id: 66ad029385 (このIDを非表示/違反報告)
美影(プロフ) - Hiさん» コメントありがとうございます🥹そう言っていただけて嬉しいです💖 (2023年3月21日 19時) (レス) id: 1561903e15 (このIDを非表示/違反報告)
美影(プロフ) - 豆さん» コメントありがとうございます🥹これからも頑張ります❤️🔥 (2023年3月21日 19時) (レス) id: 1561903e15 (このIDを非表示/違反報告)
Hi - お、面白すぎる!!神だ、、! (2023年3月7日 19時) (レス) @page18 id: 20e40c99d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美影 | 作成日時:2023年2月1日 22時