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するとなにを思ったのか、凪は御影選手にビデオ電話をかけ始めた。
玲王「もしもーし、なんだよ凪、電話なんてめずら…………そーゆーことかよ。」
凪は画面に自身とAを映し、にぃ、とわざとらしく口角を上げてピースをした。
玲王「ったく、俺いなかったら昨日どーしてたんですか」
『っう……ごめんなさい。』
玲王「いいですよ、凪のことよろしくお願いしますね。」
そういって凪と玲王は少し他愛もない話をしたあと、すぐに電話を切った。
凪がテレビをつけると偶然、
潔選手の一日に密着してみた!という番組が流れた。
そこには上裸で筋トレをしている潔。
それをみながら不意に
『前も思ったけど、やっぱ世一くん胸板厚いよね。 』
…
沈黙が流れる。
そしてAが気づいた時にはもう遅くて、
彼の額に、見たことの無い青筋が刻まれていた。
凪「…前?前っていつ。なにがあったの」
逃がさないといわんばかりに腕を掴まれ、じっと見つめられた。
そしてポツポツと話していった。
___________
凪「なんでハグなんかされてんの。ありえない。むり。潔ころす」
台所で料理をしているAをバックハグしながらブツブツ言っている凪。
『ご、ごめんね私気をつけるもっと……』
凪「うん、そうして。」
そう話しているうちにご飯ができて、二人で食べ始めた。
凪「ねえ、この後ログハウス行かない?」
『いいけど、どうして?』
凪「ここだと都会でなんとなく人に囲まれてる感じするけど、向こう行ったらそーゆーのないじゃん」
『ま、まあたしかに』
凪「しかもその方がセ ックスしやすいし。」
もう言葉もでなかった。
___________
なんやかんやでログハウスに着き、くつろいでいるとすっかり夜になった。
夜ご飯とお風呂を軽く済ませると、凪が大量の布団を持って手招きしてきた。
そして屋根裏部屋に来た。
もってきた布団をひいて、二人で仰向けになると、
ちょうど頭上がガラス張りになっており、
綺麗な星が沢山見えた。
あまりの綺麗さと幸福感にしんみりしていると、
凪「ねえ」
と声をかけられる。
大きな手がAの頬を撫でる。
凪「結婚、しよっか。」
はやいけど、と付け足しながらいう凪に、
『する。大好き』
といってまた、二人は夜に沈んだ。
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虹(プロフ) - 完結おめでとうございます!!嬉しいような悲しいようなちょっとよく分からない感情ですが、陰ながら応援させていただいていました!!本当にお疲れ様です!リクエストの件ですがお時間ある時で大丈夫ですので烏くん、乙夜くんの夢小説を書いていただきたいです!! (2023年3月26日 2時) (レス) @page24 id: 12afbbff79 (このIDを非表示/違反報告)
村紗水蜜デコレさん(プロフ) - 完結お疲れ様です!!(╥﹏╥)良かったら絵/心さんのを書いて頂きたいですっっ(╥﹏╥) (2023年3月26日 0時) (レス) @page24 id: 66ad029385 (このIDを非表示/違反報告)
美影(プロフ) - Hiさん» コメントありがとうございます🥹そう言っていただけて嬉しいです💖 (2023年3月21日 19時) (レス) id: 1561903e15 (このIDを非表示/違反報告)
美影(プロフ) - 豆さん» コメントありがとうございます🥹これからも頑張ります❤️🔥 (2023年3月21日 19時) (レス) id: 1561903e15 (このIDを非表示/違反報告)
Hi - お、面白すぎる!!神だ、、! (2023年3月7日 19時) (レス) @page18 id: 20e40c99d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美影 | 作成日時:2023年2月1日 22時