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『ちょっと、顔色悪いど大丈夫なの?』
凪「むり……飲みすぎた…気持ち悪い…っう」
『わーちょっと!!!ここで吐いちゃダメだよ!』
凪「A、もーかえろ、俺吐きそう」
『え!?ちょっと待って今タクシー呼ぶから!!』
玲王「タクシー今来たって、あと俺に任せていいよ、Aさん」
『え!ほ、ほんと申し訳ない……今度お詫びします!すいません皆さん!!』
皆さんがいーよーというので抜けさせてもらう。
タクシーの中で凪はうーん、と常に吐きそうな状態だったので、
まだまって!!家に着くまで我慢!!と何回もつたえた。
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なんとかAの家に到着する。
タクシーの行き先を決める時、
『(そういえば私、今の凪くんの家知らないな。行ったこともないし。)』
となにかモヤっとした。
が、そんなことより今は凪だ。
重たい彼の腕を肩に担いでようやく立てる状態の凪。
早くトイレに連れていかなければ。
『っゔ、おも、凪くんもうちょいでトイレだから頑張って!!』
そう声をかけながらちょびちょびと歩く。
するといきなり方が軽くなり、凪がスっと立つ。
『え?凪くん?』
さっきまであんなに気持ち悪そうだったのに、と思い凪の方を見た瞬間、
壁に、グッ、と押し付けられた。
凪「ねえ。Aは潔が好きなの?」
『っえ、なんで?てかこれ、離してよ』
凪「無理。答えてよ。前違うとは言ってたけど、今日の態度見たら疑うんだけど」
『だって久しぶりに会ったし、最近は連絡すら取ってなかったから世一くんの最近の事情知らないし、ぱっと思いついたことしか話せなかったんだもん。』
凪「なんで世一くんって呼ぶの」
『っそれ、前にも説明した、っんむ』
頬を片手で掴まれる。
凪「呼んで、誠士郎って」
『ちょっと、これやめっ』
抵抗は全く効かない。
凪「はやく、呼んでよ」
『…………っせーしろ、』
その瞬間、唇に柔らかな感触が当たった。
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虹(プロフ) - 完結おめでとうございます!!嬉しいような悲しいようなちょっとよく分からない感情ですが、陰ながら応援させていただいていました!!本当にお疲れ様です!リクエストの件ですがお時間ある時で大丈夫ですので烏くん、乙夜くんの夢小説を書いていただきたいです!! (2023年3月26日 2時) (レス) @page24 id: 12afbbff79 (このIDを非表示/違反報告)
村紗水蜜デコレさん(プロフ) - 完結お疲れ様です!!(╥﹏╥)良かったら絵/心さんのを書いて頂きたいですっっ(╥﹏╥) (2023年3月26日 0時) (レス) @page24 id: 66ad029385 (このIDを非表示/違反報告)
美影(プロフ) - Hiさん» コメントありがとうございます🥹そう言っていただけて嬉しいです💖 (2023年3月21日 19時) (レス) id: 1561903e15 (このIDを非表示/違反報告)
美影(プロフ) - 豆さん» コメントありがとうございます🥹これからも頑張ります❤️🔥 (2023年3月21日 19時) (レス) id: 1561903e15 (このIDを非表示/違反報告)
Hi - お、面白すぎる!!神だ、、! (2023年3月7日 19時) (レス) @page18 id: 20e40c99d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美影 | 作成日時:2023年2月1日 22時