カタチ。 18 -side 2- ページ1
pipipipipi………
めざましが鳴ってる。
Aちゃんが起きる前に止めようとしたけど
遅かったのかAちゃんがモゾモゾ動いて起きちゃう。
あぁ、申し訳ないな。
そして
「んーーっ……」
唸るAちゃんが
「……もう朝ぁー?」
言いながらこっちにくっついてくる。
「うん、朝みたい」
のびをしてる俺の体に巻きついてくるみたいに抱きつくAちゃんは
「………ニカの体温、気持ちいい」
ぎゅーーってしがみついて幸せそうに呟くから。
「ん、俺も気持ちいいー」
抱き返して髪を撫でる。
前髪をめくっておでこにキスをしたり
足でAちゃんを挟んでAちゃんの腰を引き寄せると
「んー……」
少し甘い声を出してきて。
Aちゃんの足に自分の足を絡めたら少しひんやりしてるから
「……冷たいでしょ」
遠慮したのかAちゃんが離れようとするから
「大丈夫、あっためるよ」
少しでも体温が移ってAちゃんの足が温かくなればいいのに。
自分の足でAちゃんの足を摩ったら
「んふふ、温かいね」
嬉しそうに笑ってAちゃんからも俺の足に足を絡めてくる。
「……ニカぁ」
甘えた声で呟いて
「………き…」
何かを小さく呟くけどなんて言ったか聞こえなくて。
「ん?ごめん、何?」
「…………」
聞いても答えてくれないAちゃんは
そのまましばらく黙ってるから
「ホントごめん、聞こえなかった」
顔を近づけたら
チュッ、って音を立ててほっぺにキスをされる。
驚いてAちゃんの顔を見たら「ふふっ」って微笑んできて
そのまま耳に、首にってAちゃんの
もっとイチャイチャしたくなって
ふわふわのAちゃんの胸に触れたら
「………んッ...」
Aちゃんから甘い声が漏れて吐息がどんどん荒く熱くなって。
足の冷たさがいつの間にか消えてる。
終わって息を整えてAちゃんの隣に横たわって
何気なく壁にかかってるカレンダーを見たら
来月がAちゃんの誕生日だった。
………一緒に過ごせないかな。
誕生日どうする?って普通に聞けばいいのに言い出せなくて
黙ってAちゃんの髪を撫でてると
「………」
まだぼんやりしてるAちゃんが
嬉しそうに俺を見て笑うから。
あ、これ気持ちいいんだ、ってしばらく続けてたら
「……ニカそろそろ支度しなきゃじゃない?」
シャワーに促されて聞きそびれちゃった。
早く予定立てなきゃ。
438人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
shizu(プロフ) - ななぼーさんさん» はじめまして!ものすごく嬉しいお言葉ありがとうございます!うわー、本当に嬉しいです💗また書かせていただきます! (2022年11月30日 8時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - さくらさん» うわー!嬉しいです、ありがとうございます!落ち着いたら書こうと思います😊 (2022年11月30日 8時) (レス) @page21 id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
ななぼーさん(プロフ) - はじめまして!いつも作品楽しく読ませていただいてます!shizuさんの作品、本当に大好きで何度も読み返してしまうものもあります!今回の作品も大好きです!!続き、楽しみにしてます! (2022年11月29日 19時) (レス) @page18 id: 613beb2b91 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 最高です。shizuさんのお話しのタマちゃんもニカちゃんもだいすきです!!タマちゃん編たのしみにしています!! (2022年11月28日 23時) (レス) @page18 id: fafa72142e (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - さくらさん» 私の中でタマちゃんって中身もイケメンなんで、結果こうなりました☆タマちゃん編も書けたらなぁと思ってます (2022年11月28日 8時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:shizu | 作成日時:2022年11月10日 0時