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シロツメクサ Ki -side K- 45 ページ44

Aと玉森さんは
ものすごくわかりやすかった。

え、これでこの2人付き合ってないわけ?
ってレベル。



Aは玉森さんの世話を焼くし
玉森さんはAが俺の注文取るとムッとするし
多分そんなにお酒強い訳じゃないのに俺に張り合ってめちゃくちゃ飲むし。

Aが俺の世話を焼けば不機嫌になって酒を飲む玉森さんを見るのも
それに気づいてないAを見るのも面白くて
ひと肌脱ぐどころか調子乗ってめちゃくちゃ2人の邪魔をする結果になって。



帰る頃にはベロベロの玉森さん。

これでもしかしたらワンチャン玉森さんがAと…なんてのもアリじゃね?

しっかりもので心配性なAが
玉森さんを放っておけるわけないし。



「あはははは、めっちゃ楽しかったっすー」

上機嫌の玉森さんに

「……」

不機嫌なA。



Aが俺をめちゃくちゃ睨んでる。
玉森さんを飲ませすぎたからだろう。

面白くて笑っちゃう。



「また行きましょうね!」

俺が言うと

「はい!是非!」「……」

ベロベロの状態で返す玉森さんとめちゃくちゃ睨むA。



おー怖っ。



2人と別れてからフラフラ歩く。

さすがに飲みすぎたなー。



もう日付も変わってるのに
Aさんは帰ってない。

遅くなるって言ってたもんなー。



仕方ない今日は1人で寝るか。



ちゃんと帰れたかAに確認すると
玉森さんちに居るみたい。



なんだ、もうデキてんじゃん。

と思ったらそーでもなさそーだし
酔ってるからかAは玉森さんを好きなのを認めたけど
どうやら様子を聞いてると
Aは玉森さんの気持ちに気づいてないみたい。



どんだけ鈍感だよ。

あんなにわかりやすいリアクションされてんのに。



「なんか複雑。昔から知ってるAが大人になったの見るってさー」

『大人じゃないよ』

「恋しちゃってさー。いいじゃん俺にも恋してよ」

『あはは、宏光先輩も好きですよ』



軽く言うAに腹が立った。

酔ってるのもあるだろーけど
Aの『好き』は玉森さんへの『好き』じゃねーじゃん。



「…本気だって言ったらどうする?」



言ってみるとさすがにAが少し黙る。



『え?』

「俺、昔からAのこといいと思ってたけど」

『…またまたー』

「いやホントに嫁にすんならAかなって。ツカサだって友達だし両親もいい人たちだし」



さすがに焦るAだけど
Aは玉森さんが好きなんだし。






俺の事を好きになる奴なんていない。

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shizu(プロフ) - ななこさん» コメントありがとうございます!伏線の回収に必死になってます(笑) そして早く各ストーリーの「その後」を書きたいので最近更新しております。また読みに来て下さいませ! (2021年3月1日 23時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - すぐ近くにいるいつも読ませて頂いてます!!ここまで読んできて、過去のお話に全部繋がってるのがすごくてめちゃくちゃ楽しいです!!!これからも更新楽しみにしています! (2021年3月1日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shizu | 作成日時:2021年2月21日 18時

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