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シロツメクサ Ki -side K- 14 ページ13

本社での仕事は
めちゃくちゃ楽しかった。

やること多いし
やり甲斐あるし。



そしてメタクソ可愛い後輩も出来た。

二階堂高嗣っていう
めちゃくちゃツンデレな男。



俺と同じタイミングで異動で本社に来て
ぜーんぜん人とつるまないのに
成績は無駄に良くて。

一生懸命資料作ってるけど
誤字や脱字が多い。
けど、ポイントはバッチリで。

「この資料、よく出来てるよ」

褒めたら二階堂は
パァァァって効果音が聞こえそうなくらい嬉しそな顔をした後で

「…ありがとうございます」

ニヤニヤを抑えるために怒った顔をしてお礼を言ってきた。



何コイツ。

めちゃくちゃ可愛い。



「でも、ココとココ違うぞ?」

「え、うそっ」



ちゃんと聞こうとする姿勢もあって。



後から聞いたら先輩や上司に恵まれてなかったらしい。



だいぶ打ち解けてから飲みに行くと

「機嫌によって態度変えたりとかさー、俺の成績なのに横取りしたりとかさー。そんなんばっかで、ヒロみたいに褒めたりとか何処が違うとか教えてもらったことないんだよねー」

二階堂がボヤく。



「ヒロさんが最初から一緒だったら俺こんなにひねくれなかったのになー」

「は?別に俺はお前みたいな部下や後輩いらねーし」

「またまたー、嬉しそうでしょ?こんな可愛い後輩いて」

「嬉しくねーわ。つーかヒロって何だよ。俺先輩だぞ?」

「だってチビじゃん。可愛いじゃん、ヒロの方が」

「チビかんけーねーだろ!ヒロ呼びすんな、彼女でもねーのに」

「え!彼女にはヒロって呼ばれたいタイプなの?えー!かわいいーー」



めちゃくちゃ笑ってくるけど。

二階堂の笑顔はものすごくいい笑顔で
本当の二階堂はすげーいい奴だなってわかる。



慣れてくると二階堂は
可愛い後輩だった。

二階堂といる時にAから電話が掛かっててきてAが俺を『みつ兄』って呼んでるのを聞かれて以来
二階堂は俺を『ミツさん』って呼んできた。



「ミツさーん、ココどうしたらいい?」

聞いてくる二階堂は可愛いし

「見て!契約取ってきた!!」

無邪気に報告してくるとこも可愛いし

「やったね!ミツさんに身長だけじゃなくて成績も勝ってる!」

中間売上報告で1位になったのを喜ぶとこも可愛いし

「…いつの間にこんなに契約取っただよ」

最終的に月末には俺が抜いたら拗ねるところも可愛い。
だから一番気にかけたし色々教えた。



ただ二階堂が俺と気が合うってことは
アイツとも合うのは当然だった。

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shizu(プロフ) - ななこさん» コメントありがとうございます!伏線の回収に必死になってます(笑) そして早く各ストーリーの「その後」を書きたいので最近更新しております。また読みに来て下さいませ! (2021年3月1日 23時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - すぐ近くにいるいつも読ませて頂いてます!!ここまで読んできて、過去のお話に全部繋がってるのがすごくてめちゃくちゃ楽しいです!!!これからも更新楽しみにしています! (2021年3月1日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shizu | 作成日時:2021年2月21日 18時

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