好きすぎるから 25 ページ34
涼さんと別れて
今度こそちゃんと終わったなって思う。
スッキリしたら落ち着いて
少し泣いたらいよいよ区切りがついた。
夜景を写真に撮って
少し夜景を見てから部屋に戻る。
部屋に戻って仕事をして
全部を終えたら喉が乾いたので
売店に行くことにした。
お水と
パックも安かったから買って部屋に戻ろうとしたら
宏光と飲んでるはずの若いスタッフさんがいた。
「お疲れ様です」
「お疲れ様です。タレントさんを遅くまで拘束してすみません」
「いえ、北山も皆さんと飲むの楽しみにしていたんで」
声を掛けると返してくれた言い方から察するに
多分飲み会は終わっていて
解散もついさっきだったんだろう。
「あまりお酒を強要してないので大丈夫だと思いますが」
「そこは本人もプロなので何かあっても自己責任です」
「あははは、さすが厳しいですねAさん」
楽しそうに笑ってるスタッフさん。
だいぶ馴染みなスタッフさんな方だけど
やっぱり男の人は苦手だな。
「ではまた明日よろしくお願いします」
「はーい、おやすみなさい」
会話を切り上げて会計をして部屋に戻るけど
宏光からはまだ連絡がない。
おかしいな。
大丈夫だと思うけど一応LINEしようかな。
Aちゃんとお部屋に戻ってますか?
送って少ししても連絡が来ない。
画面を見ると『既読』になってるから大丈夫だと思うけど。
眠くなってきたな。
明日の準備をしながらせめて宏光からLINE来るまでは起きてなきゃと思ってうとうとしてると
部屋のチャイムが鳴る。
何だろう?
ドアスコープを覗くと宏光が立ってる。
「どうしました?」
ドアを開けて声を掛けたら
「飲み過ぎちゃった。頭痛薬かウコン系ある?」
言いながら部屋に入ってくる宏光。
「はい」
やっぱり飲み過ぎてたのかな。
パタン、とドアが閉じた途端抱き締められた。
「ちょっと、宏光?」
「………」
宏光は何も言わないでただ私を抱き締め続けている。
今まで付き合ってから
外泊先で部屋に入ってくることは無かった。
逆に私が仕事で領収書の回収や
打ち合わせで入ることはあったけど
1人じゃなかったし。
飲み会で何かあったのかな。
「何かありました?」
仕事の話かもしれないしあえて敬語で聞くと
「ん、あったよ」
絞り出すような宏光の声。
「でもこれは俺だけの問題だから今はただ甘やかして?」
そう言うと宏光は
優しく唇を重ねてきた。
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shizu(プロフ) - ぴのさん» コメントありがとうございます!最近なかなか忙しくて更新遅くてごめんなさい。また読みに来て下さい。 (2020年2月14日 8時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 更新ありがとうございます。待ちわびてました。お忙しいでしょうが、また続きお願いいたしますm(__)m テンション マックスです (2020年2月11日 7時) (レス) id: c093b1f16a (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - ひろぴーさん» コメントありがとうございます!北山さん推しなので美化しちゃいます 笑 たまに更新頻度落ちますがまた是非読みに来て下さい! (2019年11月20日 6時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
ひろぴー(プロフ) - 朝更新されてて、12になっててめちゃくちゃテンション上がり、今日一日楽しく働けました笑。中々素直に言えなくて我慢しちゃう主人公ちゃん、めちゃくちゃ気持ちが分かって一緒に苦しくなってます…だけど北山さんが、素敵な男性すぎてキュンキュン止まりません! (2019年11月18日 20時) (レス) id: 9608494618 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shizu | 作成日時:2019年11月18日 4時