一心同体 28 ページ39
北山さんの言動はよく分からないけど、
そんなことよりお腹が空いた。
朝ごはん、北山さんも食べるかな。
そんな北山さんはスエットの上をようやく着てくれてる。
まずお礼言わなきゃ。
「熱、下がりました。ありがとうございます」
「いやいや、こちらこそメシとかありがとう。ご馳走様でした」
「それを言うなら昨日のお鍋ご馳走様です」
お互い頭を下げ合う。
「とりあえず、もう大丈夫です」
私が言うと、
「ん、そーみたいだな」
優しく笑う北山さん。
そして使ってたバスタオルを畳みながら、
「今日さー、夜地元帰るんだけど。それまでここに居ていい？」
って北山さんは言う。
「うちにですか？」
「そう」
言って北山さんはソファにごろんて横になる。
「居心地いいーAんち」
「そうですか？」
「そしてお腹空いたー」
あ、そうなんですね。
それについては有難い。
「ご飯、食べますか？」
「うん、食べたい」
ニッて笑ってる北山さん。
「納豆お好きですよね」
「おう」
「じゃあ、納豆ご飯とお味噌汁と卵焼きでいいですか？」
「完璧」
ものすごく北山さんは嬉しそうに笑ってる。
「普通ですからね、期待しないで下さいよ？」
「普通がいいの」
「…じゃあ、作ります」
「やったーー」
嬉しそうに笑ってソファのクッションを抱えてる。
私より女の子みたい。
誰かが食べる可能性なんて考えてないから本当に普通なんだけど。
「ねーねー、あれ見せてよ」
「どれですか？」
「笹野スペシャル」
「はい」
北山BOXからDVDを出す。
ざっと10枚。
「…こんなにあるの？」
「あります」
「すげーな」
「ドラマとか面白いですよ、北山さんしか映ってないからストーリー全くわからないですから」
私はテレビとDVDのリモコンを渡しながら伝える。
北山さんはタイトルを見て吟味してる様子だったので朝ごはん作りに取り掛かる。
遠くで北山さんが、
「ホントだ！これマジわかんねー！」
って笑ってる。
「出来ましたー」
ご飯が完成して声を掛けると満面の笑みで振り返る北山さん。
「ありがとー…わー！！すげー」
「すごいですか？」
「煮物あんじゃん！」
「残り物ですけど」
ものすごくキラキラしてる北山さん。
嬉しそうな顔が何だか可愛い。
「んまーー！！」
お味噌汁を一口飲んで言う。
「それなら良かったです」
卵焼きを食べても煮物を食べても「んまーー！！」って言ってくれる。
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咲良(プロフ) - shizuさん» は〜い！いえいえ (2019年2月18日 22時) (
レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - 咲良さん» 字数の都合で少し変えました！ありがとうございます！ (2019年2月18日 20時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 支えるとは 1ki ほら、ここ社宅だし 車の中で喋ってるのなら「あっこ」の方がいいと思います^_^ (2019年2月17日 10時) (レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - shizuさん» んふふwいえいえ！楽しいんでおかしい日本語(？)あったら教えますよ(笑) (2019年2月13日 23時) (レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - 咲良さん» 急にアクセス増えてるー、と思ったらチェックする前に上げてました。毎度チェックありがとうございます！ (2019年2月13日 23時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年2月4日 11時
