俺のとこにおいで 2 【灰谷蘭】

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そんなこんなでお仕事終わって帰ろうとしたら、








「ねぇ久しぶりにAちゃんの料理食べたい」









なんて私の手にぎにぎして言う蘭さん。



あー…たしかに作ったの結構前だもんなぁ…
なんて思ったので、OKしました！

にぎにぎが可愛くて断れなかったのが本音だけとも！












何食べたいですか？って聞くとAちゃん♡
なんて言うから、これ以上は話し出来ないなと思い冷蔵庫漁らせてもらいました。






蘭さんのことだからこれ以上無駄だな、って学習しましたAです












無難にクリームシチュー作って、肉じゃが作り置きしてあげよっかな〜と思い、作ることにした。


蘭さんろくなもの食べてなさそうだし。
















「なんか夫婦みたいだね」






キッチンに来て蘭さんが隣でそうつぶやく。

たしかにそんな感じもするけど…なんて作りながら考えてれば、にっこにこでこっち見てる蘭さん。




…なにごとですか











『…そんなに見られると穴があきそうです』



「作ってる姿も絵になるな〜って思って」






目に焼き付けとく〜なんて言う蘭さん。
ただ料理作ってるだけだけど…なんて思ったが、作るのに集中。














なにか手伝うー？って聞かれたから

そのじゃがいも皮むけます？なんて聞いたら「任せて〜」って言うから任せたら




包丁使うの見てみたら使い方荒すぎてめっちゃ危ないし、
ピーラー渡したらシュッって早く切りすぎて手もやっちゃいそうで見てられない。






てことでお皿とか出してもらうのだけしてもらいました。

結構不器用なんだね蘭さん。



















ソファに戻った蘭は、スマホでエプロンを調べて買おうとしてたことなど、誰も知らない。



















『出来ましたよ〜』








そう言って机にシチューと、パンなど色々置く。



その後軽く談笑しながら食べて、
冷蔵庫に肉じゃが作り置きおいときました！って言ったら










「…まじ嫁に来ない？いや来て。」

なんて手で顔覆って婚姻届貰いに行こうかなとかブツブツ言ってた蘭さん。







『また作りに来るのでちゃんとご飯たべてくださいね』

なんて言ったら
うん待ってるね♡ってハグして帰りました。













…もうやる事が恋人なんだよなぁ、


なんて思いながらちょっと赤くなった顔を気付かないふりをして自室のベッドに入った。

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