愛されたい系男子の転生日記。 【加州清光成り代わり】

ﾍﾟｰｼﾞ. 弐 ページ3

ここから思考が加州に近くなっていきます。
トリップ要素少なくなってくるかもしれません。(なるべく残します)



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加州(夢主)side



＿＿＿





またぶたれちゃった､､けど今日は1回だけで済んだからまだ良しとしよう。




『はぁ、、』




溜息をつきながらも､自分の部屋へ足を急ぐ

俯いているとふと、自分の手に目がいった。





『爪紅､､もうずっとしてないなぁ、俺。』





爪もガタガタで、手は傷跡でボロボロだった。

今のままじゃ、愛されるどころかさらに嫌われちゃってるもんね

身体中は火傷のあと、切り傷の後、打撲の跡で埋め尽くされている。





『､､､､(口が血の味する)』





自分の質素な両手を上にのばし、眺める。
それは月の光に照らされ、さらに傷跡が目立っていた。





トリップしたての頃は私も随分と浮かれてたけど、もう浮かれることはないだろう。

トリップする前の私のお花畑の頭を恨む､､というより後悔している。




だって､､こんな酷い現状を､ウハウハしながら読んでたなんて、自分で自分が嫌になる。






？？「清光！」


『？､､安定、』


大和守「清光ｯ!!」




安定がこっちに走ってくる。




大和守「またあの審神者にやられたの？」



『主は悪くない、俺が悪いんだ。』

『､､俺が汚いから。』



大和守「っ、清光は汚くなんてない、！」

大和守「早く怪我を薬研に見てもらおう。」



『ダメだよ、薬研だってあいつらの治療だけで忙しいんだ。』

『あれだけの重症がいる中で、一振も折れてないのは奇跡だよ。』




大和守「っそれは､､清光の、、」


『俺の、？』


大和守「､､やっぱりなんでもない、！」

大和守「確かに薬研も忙しいだろうし、早く僕たちの部屋へ戻ろう。」



『わかった。』




安定が何を言おうとしてたかは､私には分からなかった。

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