検索窓
今日:39 hit、昨日:2 hit、合計:40,179 hit

263 ページ44

「ねぇ、テグナ」
LE「ん?」
「あのね、私もう大丈夫だと思うの…
だから仕事に復帰して」

Aが退院をして1カ月程たった頃、突然Aに言われた。

LE「え…?」
「もう退院して1カ月たったでしょ?
テグナが仕事休んで1カ月以上たってる…このままじゃダメだって思ったの。
いつまでもテグナに甘えちゃうもん。
そしたらテグナはいつまでたっても仕事に復帰できないでしょ?」
LE「でもまだ怖いだろ?無理しなくていいんだよ?」

退院した時よりもだいぶ良くはなっていたのは確かだ。
でもまだまだ完全に良くなったわけじゃない。
1人では外にも出れないし、夜はまだ怖がっている。
必ず誰かが家にいるわけじゃない。

「うん…怖いよ。1人は嫌だしテグナがいないのは怖い。でも、まずはテグナがいない状況に慣れないと進めない」
LE「本当にいいんだな?」
「うん…だいじょうぶ…」

全然大丈夫じゃない顔。
でも、Aは頑張ろうとしている。

LE「おいで」

Aを抱きしめて言う。

LE「じゃあ約束しよう」
「約束?」
LE「無理はしない事。
パニックになった時、誰かが家にいたらちゃんと助けてもらう事。
もし、その時1人だったらすぐ俺に電話する事。
繋がらなかったらマネひょんに電話する事」
「うん」
LE「約束できる?」
「できるよ」

Aと約束をした3日後、俺は仕事に復帰した。

ーーーー
LE「じゃあ行ってくるね」
「うん…いってらっしゃい。頑張ってね」

無理矢理笑顔を作って見送ってくれた。
幸い今日はジェファンが休みで家にいる。

LE「ジェファナ、Aの事頼む」
KE「任せて!ひょんは何も心配しなくていいから!」

そう言ってくれたけど、ちょっと心配。

264→←作者です



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
94人がお気に入り
設定タグ:VIXX , LEO
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ななななん | 作成日時:2015年10月6日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。