てぐんさんの嫁6 (ページ3)

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しばらく泣き続け、ようやく皆落ち着いた。

N「明日絶対、目腫れるよね」
KE「たぶんね！」
HB「全員目腫れてるって笑える！」

皆笑ってる。

「ねぇ、ずっと気になってたんだけどさ。
最近TVであの子見ないよね？」

Aがそう言うとウォンシクがチラっと俺を見たから頷いた。

RV「無期限活動休止だって」
「え！？なんで？」
RV「あーうん、ほら代表さ、Aヌナの事可愛がってるからさ」
「はぁ？どういう事…？」
HK「事務所の力？的な？」
「ほんとに？」

Aが俺を見る。

LE「あぁ。本当」
「ひぇー怖っ！」

今回の事でメンバーはもちろん、事務所にもたくさん助けてもらった。
特に代表はAを可愛がっているし、なるべく1人にならないように仕事を組んでくれていた。
どうしても6人で仕事をしないといけない事ももちろんあった。
外に出れない時はAが信頼してる事務所のスタッフが家まで来てくれていたし、
外に出れる様になってからは、代表の部屋で一緒にコーヒーを飲みながら世間話をしたりしてくれていた。
皆の優しさが嬉しかった。

ーーーー
「私、先に寝るね！」

Aヌナが部屋へ入るのを皆で見届けた。

KE「良かったね。テグニひょん」
LE「あぁ。皆、本当にありがとう」

改めて皆に頭を下げるテグニひょん。

HK「もうやめてよ、ひょん！」
HB「そうだよ。当たり前の事しただけなんだからさ」
N「そうだよ、テグナ。
僕たちは家族なんだから」

あ、そうだ。

RV「テグニひょん！これ」
LE「なに？」
RV「Aヌナが髪切るとこ、ムービーに残したんだ。
前に進んだ記念に」

皆でその映像を見る。
ヤバいな、また泣きそう。
そう思っていると、皆目に涙をためていた。

LE「これは駄目だ…」
N「シガ、撮りながら泣いてたでしょ？」
RV「バレた？」

携帯に映るAヌナは笑顔なのに、男6人また泣いている。

HK「僕たち泣きすぎ！」
HB「もはや、ヌナより泣いてるからね」
KE「やっぱり明日、目腫れるね！」

翌朝、皆の目はパンパンに腫れていた。

「うわ！イケメンいなくなった！」

ケラケラ笑うAヌナ。

RV「Aヌナも結構ヤバいよ」
「嘘！？」

洗面所へ走っていくAヌナ。
洗面所から叫び声が聞こえた。

皆、笑ってる。
幸せな朝だ。