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深澤side
照と別れて家に着くと23時
タバコ吸うか〜…最近の居酒屋、タバコダメなとこ多いんだよな
ガラガラっと窓を開けて夜風にあたる
さすがに今日は会えなさそうだ
一か八かでベランダを覗くと、イヤホンをしてタバコを吸っているAちゃん
いやてか女の子のベランダ当たり前かのように覗く俺結構やばいぞ
「よ」と手を振るとようやく気づいたのか、ハッとした顔をしてイヤホンを外しながらこちらに近寄ってきた
『深澤さ…じゃなくて、ふっか』
「お、徹底してんね」
『1回1回注意されるの面倒だし』
「ま、そのうち慣れる慣れる」
なになになんか今日塩対応じゃない?これ通常運転?
するとAちゃんは、『あ!』と言って部屋に戻っていった
置いてけぼりは辛くね???
まあいいやと思いタバコを吸おうとした時
『これ、ふっかにあげる』
「…んえ???」
いやめっちゃ変な声出たわ恥ずかし!!
『あれ?これふっかが好きなビールじゃ無かったっけ?』
「いや、俺が好きなやつだけど…なんで?」
『昨日くれたから、お返し
あと毎日仕事忙しそうだから…なんの仕事か知らないけど、ほら受けとってよ』
と無理やりビールを手に握らせてくる
えまってまって、どういうこと?
いわゆるツンデレってやつ…??
『おーい、ふっか??』
という声で我に返った
「えっ、マジで貰っていいの?」
『うん、てかふっかの為に買ってきたし貰ってくれないと困る』
「っはー、マジか…」
今の俺の心臓、音聞こえんじゃね?ってくらいギュンギュンなってる
ふっかの為て…いや、何回考えてもヤバいな
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作者名:わんわん | 作成日時:2020年4月3日 15時