ベランダとタバコ（紫） (ページ15)

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え、深澤さん？いや、ホストだからこの時間居ないって！

勝手に覗いてごめんなさいね、そう思いながらベランダを覗くと深澤さんがタバコを吸っていた

『え、？』

「あ、Aちゃんじゃーん

散歩どーだった？？楽しかった？？」

『えっ、深澤さん、お仕事は？ホストなのにこんなとこいていいんですか？』

「…え？」

『いやだから、ホスト…』

「え、え？何言ってんの！？

俺ホストじゃないからね！？笑」

『へ？』

「たしかに今日は夕方から仕事だったけども！笑

俺がホストなわけないじゃん～もーやめてよ」

『いや恥ずかし…ですよね、勝手になんか勘違いしてました…すみません、部屋戻ります…』

「いやちょ、待ってよ、なんで？」

柵から手を伸ばして手首を掴む深澤さん

『恥ずかしいので消えたいんです』

「消えちゃだめよ！笑

せっかくだしタバコ一緒にどう？」

『んん、じゃあ…』

「いやそれにしてもホストはやばいなあ

まあ、誤解解けて良かったわ～」

『深澤さんが教えてくれないからですよ？

もう教えてくれてもいいじゃないですか！』

「えー？なんかそれ面白くないじゃん？

マジで、いつかわかるから！その日まで内緒！」

『だからそれどういうこと…』

「まあ…今はあんま知られたくないかもな～」

『ふうん…』

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