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黒side



久しぶりに8人の休みが被った今日は、生活をしてみて必要だなって思ったものを買い出しに行くと決めていた。


リビングに行くと、既に舘さんと阿部ちゃんが起きていた。



黒「はよっす。」

緑「めめ、おはよー。」

赤「おはよう。」



顔を洗って戻ると、ふっかさんと照くんも起きてきていた。



紫「めめ起きてたんだ。」

黄「ご飯の前にシャワー浴びてくるわ。」



どうやら照くんは起きてからトレーニングをしてたらしい。



紫「翔太とラウは?」

黒「あの2人は起きてこないでしょ。」



その後、無事に叩き起された2人を連れてショッピングセンターに行った。



それぞれの欲しい物を買って、夜ご飯どうするー?なんて言いながら家に帰ってたときだった。



緑「ねぇ……あそこに誰かいない?」

青「おまえ、やめろよ、そういうの。」

白「生きてるよね…………?」

黄「……ラウまで怖いこと言うなって。」

桃「おーい。大丈夫ですかー?」

赤「ちょっと、佐久間。」

黒「……どっかで見た事ないっすか?」

紫「…………向井くん?」



は?向井くん?


3年くらい前によく聞いていた名前で、しゃがみこんでる人を呼ぶふっかさん。


でも、なんで今?


それに最後に会った時の記憶なんて薄れてきてるけど、もう少し大人じゃなかった?


路地に座ってる人は、どっちかというと幼いというか。


こんな雨の中なのに、薄い服にサンダルに裸足。


両手でギュッとヌイグルミを抱きしめてる。



ふっかさんが近付いて行って、肩を叩くと、一瞬だけ目が合ったような気がしたけど、すぐに身体が傾いた。



紫「っと。向井くん……?!」

青「えっ?ホントに向井なの?」

紫「間違いないよ。」

白「それより先に身体は?大丈夫なの?」

紫「意識はある。ただ熱すぎるんだよな。」

緑「熱があるってこと?」

紫「だと思う。」

黒「どうするんすか?」

赤「どうするって、ここで見捨てられないでしょ。」

桃「とりあえず家帰ろうよ!照、背負ってあげて!」

黄「おう。」



この時、向井くんを背負った照くんが、軽すぎだろって呟いた言葉は俺にしか聞こえてなかったらしい。

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スノードロップ(プロフ) - R.Y kanoさん» コメントありがとうございます!短編集も作ったので、ぜひお暇があれば見に来てみて下さい! (2021年1月4日 23時) (レス) id: cb6f131ade (このIDを非表示/違反報告)
R.Y kano(プロフ) - お話とても面白かったです!ぜひ短編も読みたいです! (2021年1月4日 1時) (レス) id: e28c2c390a (このIDを非表示/違反報告)
スノードロップ(プロフ) - むむむさん» コメント&リクエストありがとうございます!ぜひ!書かせていただきますので、更新を楽しみに待っていて頂ければなと思います! (2021年1月4日 1時) (レス) id: cb6f131ade (このIDを非表示/違反報告)
スノードロップ(プロフ) - ジーナさん» コメント&リクエストありがとうございます!ご希望にお応えできる物が書けるか分かりませんが、更新されるのを楽しみに待って頂けると嬉しいです! (2021年1月4日 1時) (レス) id: cb6f131ade (このIDを非表示/違反報告)
スノードロップ(プロフ) - Miitoさん» コメントありがとうございます!短編集、作ったのでお暇なときにでも、ぜひ見てやって下さい! (2021年1月4日 1時) (レス) id: cb6f131ade (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スノードロップ | 作成日時:2021年1月2日 4時

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