検索窓
今日:12 hit、昨日:16 hit、合計:22,183 hit

ページ9

倒れて8日が経ち、大倉自身の呼吸も戻ってきたため、人工呼吸器が外され、酸素マスクになった。




「大倉ー!よかったなあ!ようがんばった!」


医「肺炎の方も治まってきたので、あと3日ほど抗生剤続けながら、呼吸状態が安定し次第、一般病棟に戻っていただきますね。ほんまによく耐えましたよ、大倉さん」


「ありがとうございます!ほんまによかったあ」




そう言いながら大倉の腕をマッサージしていると、大倉の手が動いた。





「大倉!?大倉!!わかるか!!」



大「…………」




目は開けへんけど、眉間にしわ寄せて首やら腕やら動かしてる。




「はよ起きやー?もうみんなたつと話すの待ちくたびれてんねんから〜」




手を握って話すと、ほんまに弱い力で握り返してきた。

酸素マスクのなかで必死に呼吸しながら、
時折手足を動かしていた。


看「失礼しまーす!検温ですお願いしまーす。」


「あの、大倉が起きひんのですけど…」


看「まだお薬の鎮静作用が残ってるんやと思います。意識は戻ってはるので、もう少ししたら目が覚めてくると思いますよ^ ^
うん。お熱も下がってきましたね、よかった〜」

「そうですか…ありがとうございます」

看「なにかあったらいつでもいうてくださいね^ ^」



「大倉、もう一踏ん張りやで。ゆっくりでええからな、起きるまで待っとるから。ちゃんと休んでな」

緑→←黒



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
70人がお気に入り
設定タグ:大倉忠義 , 病系
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Aqua | 作成日時:2019年6月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。